MODO BASSを使いリアルな打ち込みをする上で欠かせないテクニック、スライド奏法の打ち込み方を解説します。
- MODO BASSのスライド奏法の打ち込み方
スライド奏法 グリッドサンドとは
ギター、ベースで多用されるテクニックです。
押弦した状態で手を左右に滑らせることで音程を連続的に変化させる奏法です。
擬音でいうと「ブーン」「ぶぉ~ん」のような音が出せます。
下のサンプルの冒頭の音がスライド奏法です。
MODO BASSでは特殊な入力を行うことで、スライド奏法が可能になります。
MODO BASSの基本情報については、以下記事を参照ください。
MODO BASSのスライド奏法の打ち込み方
以下手順通りに設定することで、MODO BASSのスライド奏法が可能になります。
4(5)本ある弦の中からスライドする弦を決定します。
基本的に発音したい音に向けてスライドするため、フレーズ頭の音が配置されている弦を選択します。
上記サンプルフレーズの場合、フレーズ頭の音はEbなので2弦(D弦)を使用します。
スライドの開始音、終了音を決定します。
終了音は先ほど決定したフレーズの頭の音です。
開始音は弦上の音であれば問題ありません。
スライドは様々ありますが、フレーズ頭では派手な音がおすすめです。
今回は1オクターブ上のEbにしました。
スライド開始音の終端と、スライド終了音の始端部分を以下画像のように少し重ねて入力します。
スライドの音程が決定したら、使用する弦を固定します。
ControlタブのFORCE D STRINGのTYPE、VALUEを確認します。
TYPEがKSはmidiキースイッチを表し、VALUEのD0はD0ノートを指します。
以上のことからD0ノートを配置することで、演奏する弦が2弦(D弦)に固定されます。
DAWのmidi仕様でmidiノートナンバーが異なります。
Cakewalkの場合はMODO BASSで表示されるノート+1オクターブを入力します。
スライド奏法を行う部分に先ほど調べたmidiノート(D0)を入力します。
ControlタブのLEGATO SLIDEを確認します。
デフォルトではCC64に配置されていますが、キースイッチの方がやり易いので以下画像のように、TYPEを「KS」に変更することをおすすめします。
以下サンプル画像ではキースイッチを「 A#0」に変更しています。
スライド奏法を行う部分に先程調べたmidiノート(A#0)を入力します。
終了音のベロシティでスライドスピード(音程変化スピード)を調整できます。
- ベロシティを高くするとスライドスピードが速くなる
- ベロシティを低くするとスライドスピードが遅くなる
最後に
今回はIK Multimedia MODO BASSで必須となるテクニック、スライド奏法を解説しました。
スライド奏法を取り入れるだけで表情豊かなベースラインが演出出来ます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
MODO BASSはエレキベース専用音源ですが、その他のベース音源をお探しの方は以下をご参考下さい。
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