みなさんはトランス(Trance)作ってますか?
今回はいくつかのポイントを押さえるだけで下記のような曲を簡単に作れるようになります。
使用する音色について
トランスでは派手な音を多く使うと雰囲気が出ます。
まずTranceでメインとなるコード、キック、ベースについて紹介します。
コード
コードではSuperSaw系の音を使用します。
下記のような音です、確認してみてください。
キック
キックはバスドラムを指しています。
Tranceではアタックが強く太い音を使用します。
ベース
ベースは低音域、中音域にTranceらしさが出る高音域、3本をレイヤーして構成します。
低音はサイン波、高音域はSAW系の音を使うとTranceらしくなります。
リズムについて
トランスはアップテンポの曲が多く、BPMは140前後が多いです。
またドラムパターンの基本は4つ打ちといわれるものです。
4つ打ちでは、拍と同時にキック(バスドラム)を鳴らします。
スネアやクラップ(拍手)は2、4拍目に鳴らします。
ハイハットは16分のパターンで、裏箔ではオープンハイハットを鳴らしてみます。
以上の全てを鳴らすと以下のようになります。
コードリフについて
メインとなるリフをSuperSawの音で奏でます。
16分で構成するとスピード感のあるトランスらしい雰囲気が出ます。
また、コードのトップノートを別の音にすることでメロディとして聞こえ、飽きないリフが作れます。
(キーはCm、コード進行はCm→EbM→Fm→BbMにしました)
EDMの作曲には沢山のエフェクタープラグインを使用します。
以下記事で便利なプラグインバンドルを紹介しているので、是非ご覧ください。
ベースについて
ベースがトランスらしさを感じる一番のポイントと思います。
基本はsub、mid、hiの3本のベースをレイヤーします。
sub bass
裏箔に16分で2つ配置するか、16分で4つ配置し表拍で強くダッキング(音量を下げる)してうねりを表現します。
(スピード感を落としたい場合は裏箔に8分で一つ配置すると良いです)
※下記サンプルは低域の出力が弱いヘッドフォン等でも聞こえるように高い音に変更しています
mid bass
16分で配置し、コードリフの発音するタイミングを1オクターブ上げるとTranceらしいベースが出来ます。
hi bass
16分で拍頭以外に3つ配置します。
ベースの中で一番Tranceらしさを感じるパートです。
次のサンプルは、これまで紹介したリズム、コードリフ、ベースを同時に鳴らしたパターンになります。
構成について
トランスの曲としての構成やTipsについて紹介します。
全体の構成
トランスの曲構成は型が無いように思えます。
よくあるEDMのパターン、intro→verse→buildup→drop→outro、を基本にverseから始めてみても良いですし、自由な作り方で試してみて下さい。
コード進行
ダイアトニックコードでの簡単な進行が多いと感じます。
また、drop以外では単一のコードで構成するのもTranceらしくなるかと思います。
フィルインについて
8小節(ブロック)の区切り等でフィルインを入れますが、
トランスの場合、ドラムフィル等はあまり使わない印象です。
変わりに、キックを抜いてリバースシンバル等を配置するとTranceらしさが表現出来ます。
おすすめマルチ音源で最新のマルチ音源を紹介しています。
作曲では必要不可欠なマルチ音源を是非導入してみましょう。
最後に
如何でしたか?
簡単なTIPSですが、トランス(Trance)をこれから作りたい方は参考にしてみて下さい。
このほか、トランスで多用されるメロディ、アリペジオリードについては以下記事で紹介しています。
最後におすすめのTranceアーティストを紹介します。
- Armin van Buuren
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- Andy Blueman
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