概要
ノートパソコンで移動して作業するとき、
マウスが無くて不便に感じませんか?
DTMで作業するときは、同じようにキーボードが無いと不便です。
ですが、一度もキーボードを使ったことが無い人は
キーボードが無くても不便に感じません。
今回の記事はそんな方に読んでほしい内容になっています。
midiキーボードの用途
最初にmidiキーボードはどんなときに使うのか確認していきます。
midiノートの入力
演奏データをキーボードで入力可能です。
midiキーボード(鍵盤)が無い場合は、
マウス等でポチポチひとつずつ入力していきますが、
midiキーボードでは演奏しながら入力が可能です。
シンセサイザー、サンプラーの音色確認
シンセサイザー等の音色を確認する際も
midiキーボードはスピーディーです。
マウスで確認する場合は、
表示されたソフトウェアキーボードをクリックして音を出すため、
単音の確認しかできません。
鍵盤を使用すると、和音の確認やお気に入りのフレーズで音色の確認が
可能になります。
アイデア出し
コードやメロディを作る際もmidiキーボードは重宝します。
アイデアが浮かんだ際に、
DAWのレコードボタンを押すだけで音の記録が可能です。
またmidiノートで入力したデータは修正が容易です。
このスピード感がmidiキーボードを使用するメリットです。
midiキーボードの選び方
メリットを知ったらmidiキーボード欲しくなりましたよね。
ここからは選び方について書いていきます。
鍵盤の大きさ
鍵盤の大きさがフルサイズとミニサイズの2種類あります。
フルザイズとはピアノと同じ大きさで作られていますが、
ミニサイズは一回り小さく作られています。
ピアノを弾いている、弾いていた方はフルサイズの選んだ方が無難です。
ミニサイズははっきり言うと、弾き難いです。
ピアノの経験がある方がミニサイズを選ぶと
違和感を感じてイライラするだけなので、
よっぽどの理由が無い限りフルサイズを選びましょう。
他、キーボードでの作曲や入力を
メインにしたい方にもフルサイズをおすすめします。
キーボードを置くスペースがあまり確保出来ない場合は、
ミニサイズを選択しましょう。
鍵盤が小さい分、筐体のサイズは小さくなります。
鍵盤数
鍵盤数を決めましょう。
ピアノを弾いていた方やキーボードをメインで使うことを考えている方は、
61~88鍵を選びましょう。
一方シンセの音作り、音の確認、アイデア出し、
単音での入力程度の用途であれば
25~49鍵程度で十分です。
25鍵だと2オクターブしか使えないと思いますが、
大抵オクターブボタンが備えられているので、
気にすることはありません。
その他コントローラ
パッドやフェーダー等があると便利ですが、
その分サイズが大きくなります。
キーボードを置くスペースと相談しましょう。
鍵盤以外のコントローラは、DAW上で全て操作です。
逆にキーボードに備わっていても、DAW側に対象機能が存在しない場合は、
使えないボタンとなってしまいます。
キータッチ
3種類あります。軽い、中間、重いといった感じです。
重いはピアノタッチ鍵盤と呼ばれ、ピアノの鍵盤と同等の重さです。
キータッチは実際に触らないとどの程度か解らないので、
あまり重視しないことをおすすめします。
ただしピアノ奏者にはピアノタッチ鍵盤をおすすめします。
ペダル端子有無
ピアノ奏者にとっては大事なポイントかと思います。
ある程度のモデル(鍵盤数が多い、
ピアノタッチ、筐体が大きい)では基本的には備わっています。
補足程度に調べてみましょう。
付属ソフト
キーボードを買うと、ソフトウェアも付属していることがほとんどです。
ただ、付属ソフトを基準に考えると選択肢が狭まるので、
おまけが付いてきてラッキー程度に考えましょう。
サイズ
上記の選び方を見ると、
鍵盤沢山あってコントローラも沢山付いているのが一番イイネ!
となりそうです・・・
私も最初の頃はその考えで
かなり大きなキーボードを使用していました。
でも現在は25鍵のmicroKEYを使用しています。
机がDTM専用で、作業スペースが十分な場合は
大きいモデルで良いですが、
他の作業も机で行う場合は、とにかくキーボードが邪魔になります。
すごく邪魔になります。
(大事なことなので2k・・・)
買う前にメジャー等で置く場所、
スペースを考えて無理の無いモデルを選択しましょう。
人それぞれ重視するポイントが異なりますが、
私は最終的に筐体サイズを最重視することになりました。
おすすめ紹介
各モデルケースでのおすすめモデルを紹介していきます。
音色確認、アイデア出し、省スペースを重視
KORG microKEY、nanoKEY
とにかく無駄な物は無く省スペースです。
nanoKEYはPADタイプで25鍵のみ、
microKEYは一般的な鍵盤で、25から61鍵のモデルまであります。
この用途では25鍵がおすすめです。
安価なのもポイントですが安価な分、質は低いです。
私の使用しているmicroKEYは、
鍵盤と鍵盤の隙間がまばらです。
また、お世辞にもカッコよくは見えないです。
ケースにただ鍵盤が付いているだけ・・・
見た目ではワクワクしない・・・
そんなモデルかと思います。
そういったことを重視しない方には、おすすめです。
ピアノ奏者、本格的、キーボードをメインで使用したい
KOMPLETE KONTROL S88
リアルな打鍵感を追求したモデルです。
見た目カッコよい・・・
質感高い・・・・お値段高い。
DAWでは定番のKOMPLETE 12(SELECT版)が付属しているのもポイントです。
これ買うだけで、主要な音源が揃います。
良い点ばかりですが横幅約1.4m 重量約13kgと大きく重たい事には注意です。
(重さは安定感にも繋がるのでデメリットとは言い切れませんが)
上記2つに当てはまらない、所謂ミドルスペック
NOVATION LAUNCHKEY 49
扱いやすい49鍵で、コントローラーが豊富です。
8ノブ、9スライダーに16個のパッドと
コスパが高いです。
最後に
キーボードはとにかく便利です。
とりあえずであればmicroKEYのように安いモデルで
試してみるのもおすすめです。
一度使ってみると便利なことが解ります。
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