画像生成AI、Stable Diffusionで使用できるフォトリアル系モデル、「BracingEvoMix」を紹介します。
BracingEvoMixとは

「chilled_remix」、「GenesisLifeMix」を制作した鎖城郎郭さんの新しいモデルになります。
マージ元モデルに「OpenBra」系を使用しているので、アジア系女性の生成が得意です。
(BraはBanKaiさんが制作したモデルになります)
また、現状は特に制限無く商用利用可能なモデルとなっています。

BracingEvoMixのダウンロード・インストールについて
- 1BracingEvoMixの公開ページ
BracingEvoMixはHugging Faceで公開されています。
- 2File and versionsをクリック
ページにアクセスしたら、「File and versions」をクリックします。
- 3BracingEvoMix_v1.safetensorsをクリック
表示されたリストから「BracingEvoMix_v1.safetensors」をクリックします。
- 4downloadをクリック
最後に「download」ボタンをクリックします。
- 5モデルのインストール
ダウンロードしたファイルは「webui」→「models」→「Stable-diffusion」フォルダに保存します。
モデルの保存について詳しく知りたい方は↓の記事が参考になります。
BracingEvoMixの設定・プロンプトについて
作者の鎖城郎郭さんから推奨設定が公開されています。
clip skipについて
clip skipは「2」を推奨しています。
embeddingsについて
EasyNegativeもしくはBadBrasが推奨されています。
EasyNegative v2は人体構造破損率が高いので推奨されていません。
クオリティプロンプトについて
high resolutionが推奨されています。
良く使われる、high quality、masterpieceは効果が微妙です。
ネガティブプロンプトについて
推奨されているネガティブプロンプトベースは以下の通りです。
EasyNegative,(worst quality:2),(low quality:1.4),(logo,mark:2),(undressing:1.5), (disheveled clothes:1.4),(manicure:1.2),(nipple:1.2),(long neck:2),
上記でテストしてみたらちょいちょいモノクロ画像が出力されたので、「monochrome」を追加するのもオススメです。
BracingEvoMixのサンプル画像
↑の設定を踏まえて、「BracingEvoMix」の他、
同じく鎖城郎郭さん作の「chilled_remix」、
TASUKUさん作の「chilloutmix」、
ベースモデルを作成したBanKaiさんの「BRA4」、「BRA5」、
と比較してみました。
3パターンテストしていて、ネガティブプロンプトは全て固定しています。
EasyNegative, paintings, sketches, (worst quality:2), (low quality:2), (normal quality:2), lowres, normal quality, ((monochrome)), ((grayscale)), split view, grid view, monochrome
最初は学生服を着た女性を出力しました。
使用したプロンプトは以下の通りです。
cute woman in school uniform





chilloutmix、chilled_remixは特に幼い女性が出力されます。
BRAも少し幼く見えますね。
BracingEvoMixはどうでしょうか。
BracingEvoMixに寄せたプロンプトなので有利に働きますが、実在するようなリアル感です。
フィルムグレインが掛かっているのか、よりリアルに見えますね。
続きまして、肌の露出が多い水着です。
使用したプロンプトは以下の通りです。
Young woman in bikini standing on the beach in the evening





chilloutmixとchilled_remixは極東以外のアジア人女性が出力されました。
BRAとBracingEvoMixは似たような印象で、日本人女性に見えます。
最後に廃墟前に立つ女性を出力してみました。
使用したプロンプトは以下の通りです。
Young woman in long coat standing in front of ruins





これはどれも甲乙つけがたい結果になりました。
BRAやBracingEvoMixはフィルムグレインやビネットが掛かり易く、フィルムカメラで撮影したような印象になり易いです。
AI画像生成は余裕を持ったストレージ容量がおすすめ
AI画像生成では思った画像が生成できないことが多々あるので、テスト用の画像を沢山生成します。
また、モデルデータも数GBのデータ容量なのでデータ保存先となるストレージは大容量のHDDやSSDがおすすめです。
容量を求めるならHDD、読み込み/書き込みスピードもある程度欲しい場合はSSDを選択しましょう。
(SSDの方がスピードと静音性(無音です)に優れます)
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作業効率の他、QOL爆上がりの商品を紹介していくから是非チェックしてね!
まとめ
今回は、Stable Diffusionのモデル「BracingEvoMix」を紹介しました。
日本人女性らしい女性が出力されるフォトリアル系のモデルでした。
推奨設定でも綺麗な画像が出力されるので扱いやすいモデルでした。
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