はじめに
メカニカルキーボードを買ってみたけど思ったよりも煩いと感じたり・・・
もっと打鍵感を上げたいなと思ったことはありませんか?
今回はそんな悩みを解決する記事を作成しました。
静音化がメインとなりますが、一部打鍵感向上にも繋がります。
この記事を読むと下記が理解できるようになります。
- キーボード静音化方法
- 静音化した際の打鍵音・効果の比較
- 価格、手間をふまえた施工方法の比較
施工前のキーボードの状態確認
初めに施工前のキーボードの状態を確認しておきましょう。
使用するキーボードは、TESTER 68ベアボーンキットにPBTキーキャップ、kailhのサイレントピンクスイッチを搭載したキーボードです。
サイレントピンクスイッチを使用しているので、そのままでも十分静かですね。
静音化テクニック1,2 テープモッド/ PEフォーム敷き詰め


最初は静音化テクニックとしては簡単なテープモッドです。
テープモッドする際に、ケースを開けるのでついでにPEフォームも敷き詰めていきます。
どちらも格安である程度の効果があるので、とりあえず試してみるだけでも良いです。
高域の反射音が少し和らぐので、思った以上に効果があります。
やり方は、ケースを分解して、基板の裏にマスキングテープを貼ります。
このとき、2重、3重程度、貼り重ねると効果が上がります。
PEフォームはホームセンターでも簡単に手に入るので非常に手軽です。
やり方はケースを開けて、基板とケースの間にクッションになるようにPEフォームを敷き詰めるだけです。
これまたサイレントピンクスイッチはダンパーが入っているので、底打音が少なく、効果はあまり感じられません。
静音化テクニック3 ルブ

静音化と共に打鍵感も向上するテクニック・・・ルブです。
自作キーボードする方は必ず通るであろうルブです。
効果は非常に高く満足感も高いのですが、めちゃめちゃ面倒な作業です・・・
作業自体は簡単ですが、凄く、凄く時間がかかります・・・

スイッチを外す治具、ルブ、ルブするための筆等々、揃える道具が多いので今回紹介するテクニックの中でコストも一番掛かります。
すごく、すご~く大変なんですが、コトコト、コトコトと最高の打鍵感を得ることが出来ます!

やり方は、スイッチを治具で分解して、摺動面(部品と部品が擦れる部分)にグリスアップしていきます。
スイッチの数が60以上あるので、大変です・・・私はフルサイズキーボードではやる気が起こりません。

静音化テクニック4 静音化リング


最後に紹介するのは静音化リングです。
これは安価で、簡単、さらに効果も期待できる、おすすめのテクニックです。
やり方は非常に簡単!
キーキャップをキーキャッププラーで外して、キーキャップの軸にリングを嵌めるだけです。
キーの底打ち時にリングがクッションとして働くので、かなりの静音効果があります。
ただ、リングがクッションとして働く関係で打鍵感がグニャっと変化するので、好みは分かれます。
総評
4つ静音化テクニックを紹介したので、それぞれを各項目で確認していきましょう。
静音効果(効果の高い順)
1:ルブ
2:静音化リング
3:テープモッド
4:PEフォーム敷き詰め
コスト(安い順)
1:テープモッド
2:PEフォーム敷き詰め
3:静音化リング
4:ルブ
作業の大変さ(簡単な順)
1:静音化リング
2:テープモッド
3:PEフォーム敷き詰め
4:ルブ
静音化リングは安くて効果もあるのですが、打鍵感が柔らかくなってしまう点がネックです。
大変ですが、静音性と打鍵感向上を求めるならルブ一択になります。
最後に
今回は自作キーボードの静音化テクニックを4つ紹介しました。
DIYで静音化すると、キーボードの愛着がグッと上がりますよ!
ルブにもいつかチャレンジしてみて下さい。
↓以下は今回使用したツールの商品リンクになります。
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