画像生成AI、Stable Diffusionで使用できるフォトリアル系モデル、「epiCRealism」を紹介します。
- epiCRealismの導入方法
- epiCRealismの使い方・サンプル画像紹介
epiCRealismとは
epiCRealismはリアルな白人の生成が得意なモデルです。
モデル名の通りコントラストの高い、映画のワンシーンのような画像が生成できます。
現状は商用利用可能なモデルとなっています。
以下はepiCRealismのライセンス情報です。
項目 | 説明 |
---|---|
Use the model without crediting the creator | クレジット表記なしでモデルが使用可能 |
Sell images they generate | 生成した画像の販売 |
Run on services that generate images for money | 有料画像生成サービスでモデルを使用する |
Run on Civitai | Civitai上で画像生成可能 |
Share merges using this model | マージしてモデルを再配布する |
Sell this model or merges using this model | このモデルを販売すること、 マージしたモデルを販売すること |
Have different permissions when sharing merges | マージしたモデルで異なる制限で公開する |
モデルの販売は許可されていませんが、生成画像については商用利用可能ですね。
(クレジット表記にはご注意ください)
情報は記事執筆時点の情報なので、商用利用する場合は最新の情報を念のためにご確認ください。
epiCRealismのダウンロード・インストールについて
epiCRealismはCivitaiで公開されています。
モデルのインストール手順については以下記事で解説しています。
epiCRealismの設定・プロンプトについて
よく使われるプロンプトについて
以下のように良く使われる高画質系のプロンプトは、効果がほとんど無いので非推奨です。
- masterpiece
- best quality
- 8k
- intricate
- high detail
- (extremely detailed face)
- (extremely detailed hands)
- (extremely detailed hair)
その他シンプルなプロンプトが推奨されています。
ネガティブプロンプトについて
シンプルなネガティブプロンプトや、embeddingsを推奨しています。
おすすめされているembeddingsは「EpiCRealism – Embeddings」です。
epiCRealism使うならインストールしておきましょう。
その他の推奨ネガティブプロンプトは以下の通りです。
cartoon, painting, illustration, (worst quality, low quality, normal quality:2)
CFGスケールについて
推奨CFGスケール値は低めの5とされています。
epiCRealismのサンプル画像
前項の設定を踏まえて、画像生成してみました。
使用したプロンプトを確認する
photo of a beautiful woman looking into camera, blonde hair, half body portrait, in the park,
その他の設定は以下の通りです。
幅高さ | 512*768 |
CFGスケール | 5 |
サンプラー | DPM++ SDE Karras |
サンプリングステップ数 | 28 |
VAE | vae-ft-mse-840000-ema-pruned.ckpt |
彩度が低かったのでVAEも当ててみました。
上記の設定で生成したサンプル画像です。
いかがでしょうか?
めっちゃリアルなブロンド女性が生成されましたねぇ。
ネガティブプロンプトでアジア系が設定されていたので、カットしてテストしてみました。
うーん、アジア女性には見えないですね。
少し輪郭が丸くなっている印象くらいなので、アジア系のネガティブプロンプトは好みで良いと思います。
まとめ
今回は、Stable Diffusionのモデル「epiCRealism」を紹介しました。
フォトリアルな欧米人を生成してみたい方にはおすすめです!
一度お試しください。
フォトリアルモデルに最適なプロンプトは以下記事で紹介しています。
合わせてご参考下さい。
その他のフォトリアルが得意なモデルは以下記事で紹介しています。
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