4つ打ちとは
リズムの基本となるバスドラム(キック)が、1小節に4つ並ぶことから4つ打ちと呼ばれます。
擬音で表すと、「ドッタン、ドッタン」「うんたん、うんたん」のようなリズムパターンになります。
4つ打ちの用途
EDM等のダンスミュージックは、ほとんどが4つ打ちで構成されています。
ロック、ポップスでは8ビートが多いですが、4つ打ちが使われている曲もあります。
EDMを作ってみたい方には、必須のテクニックとなるので次項の解説で身につけておきましょう。
4つ打ちの打ち込み方
キック
一番重要となるキックは拍頭で4つ配置します。
(セル一つで8分音符を表しています)
スネア
スネアは偶数拍で鳴らします。
キックとスネアを並べると、4つ打ちの基本形の出来上がりです。
クラップ
クラップ(拍手)はジャンルによっては使わないこともありますが、スネアと同様に偶数拍に配置します。
ハイハット(クローズ)
ハイハット(クローズ)は「チッ、チッ」と鳴るハイハットで、拍頭に配置します。
ハイハット(オープン)
ハイハット(オープン)は「シャン、シャン」と鳴るハイハットで、各拍の裏箔に配置します。
4つ打ちでのグルーブ感
何も調整しない状態では味気ないドラムトラックですが、ちょっとした工夫でグルーブ感を演出出来ます。
今回はEDM用途で、ベロシティ調整について解説していきます。
強迫、弱拍でベロシティを調整
強迫は1拍目を指し、ベロシティを強くします。
弱拍である2泊、4拍はベロシティを弱くします。
3泊目は強迫に分類されますが、ベロシティを1泊目よりも下げると自然な響きになります。
4つ打ちサンプル
では今まで打ち込んでみた4つ打ちサウンドを確認してみましょう。
ダンスミュージック用途のドラムマシーンと、ロック・ポップス用途のドラムセットのパターンを用意しました。
ダンスミュージック向け(ドラムマシーン)
ロック・ポップス向け(ドラムセット)
最後に
今回はダンスミュージックの基本となる、4つ打ちの打ち込み方を紹介しました。
4つ打ちはハイハットのパターンを変えるだけで、色々なジャンルに派生することが可能です。
早速DAWを開いて試してみましょう。
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