はじめに
画像生成AI、Stable Diffusionで使用できるイラスト系LCM-LoRAマージモデル、「blue_pencil-XL-LCM」を紹介します。
- blue_pencil-XL-LCMとは何なのか
- blue_pencil-XL-LCMのインストール方法
- blue_pencil-XL-LCMの使い方
LCM-LoRAマージモデル「blue_pencil-XL-LCM」とは
低ステップでも高画質な画像が生成できるLCM-LoRAをマージしたモデルです。
通常のSDXLベースモデルは20~60ステップくらいで画像生成しますが、LCM-LoRAマージモデルであれば6ステップ前後でも高画質な画像が生成できます。
ステップ数が少ないので60→6ステップとなると、10倍くらい高速化されることになるね。
LCM-LoRAについては以下の記事で解説しています。
blue_pencil-XL-LCMのダウンロード・インストールについて
blue_pencil-XL-LCMはcivitaiで公開されています。
モデルの使い方については以下の記事で解説しています。
blue_pencil-XL-LCMの使い方
LCM-LoRAマージモデルなので、通常のモデルとは異なり、使い方に少し癖があります。
以下は作者さんの推奨設定です。
- サンプラー:DPM++ 2S a Karras もしくは Eular a
- ステップ数:4以上
- CFGスケール:1~2.5
実際にどのような画像が生成されるのか上記の設定値について調査しました。
サンプラーテスト
Stable Diffusion WebUI ver1.6で搭載されているサンプラーで、どのような画像が生成できるのかテストしました。
LCM-LoRAと同様に、Euler a、DPM++ 2S a、DPM++ SDE、DPM++ 2S a Karrasが使える印象です。
LCM samplerでも試しましたが、問題無いですね。
SDXLとの相性は良好です。
LCM samplerは以下の記事で、インストール方法を紹介しています。
ステップ数テスト
ステップ数を1~10まで振ってテストしました。
推奨値未満の3以下では解像感が低く使えないですね。
6以上は構図は少し変化しますが、画質は十分です。
CFGスケールテスト
CFGスケールを1~5まで振ってテストしました。
推奨値の2.5を超えてくると、彩度が高くなりすぎて飽和していますね。
1だとかなり彩度と解像感が低いので、おすすめは1.5から2.5です。
通常のblue_pencil-XLでも出力してみた
テストに使用した画像と同じプロンプトで出力してみました。
step数が多いので、書き込み量が全然違いますね。
やっぱり品質面では通常モデルに軍配が上がるね
blue_pencil-XL-LCMのサンプル画像
いくつか生成した画像を紹介します。
プロンプトも載せておくのでご参考ください。
プロンプト以外の設定は以下の通りです。
- ステップ数:6
- CFGスケール:1.5
- サンプラー:DPM++ 2S a Karras
使用したプロンプトを確認する
anime, cute girl with folded arms,
motion blur, white armor, ambient occlusion, bokeh, transparent, translucent,night, in the forest
使用したプロンプトを確認する
anime, (masterpiece), (best quality), absurdres, cinematic lighting, toned, shiny skin, woman, cyber punk, night
使用したプロンプトを確認する
anime, detail skin textures, happy, sharp focus, dynamic angle,
white dress, in the flower garden
まとめ
今回は、LCM-LoRAマージモデル blue_pencil-XL-LCMを紹介しました。
多少画質が犠牲になりますが、LCMの生成速度は桁違いのスピードです。
LCM-LoRAマージモデルは今後、たくさん出てくるでしょうから目が離せませんね!
おすすめの2次元モデルを以下記事で紹介しています!
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