2024/4/13にAUTOMATIC1111 Ver1.9が公開されました!
- Ver1.9へのアップデート手順
- Ver1.9での主要変更機能について
AUTOMATIC1111 Ver1.9にアップデートする手順
AUTOMATIC1111のアップデート方法については、以下の記事で紹介しています。
毎度のことですが、アップデートすると不具合が発生する可能性があるので、作業前にバックアップしておきましょう。
- 正常に動作している状態のコミットハッシュを控える
- できれば、venvフォルダをコピーしておく
Ver1.9での主な変更点を紹介
Ver1.9での変更はVer1.8と比較すると、小規模となっています。
- Refiner切り替わりタイミングが変更
- モデルのツリービューとタイルビューの切り替えが可能
- コールバックの順序を切り替えることが可能
- サンプラーとスケジューラが分離された
- スケジューラ「SGM Uniform」が追加された
- Doraをサポート
以降で各項目の詳細をお伝えします。
その他の変更についてはリリースノートをご確認ください。
1.Refiner(リファイナー)がサンプリングステップではなくタイムステップに基づいて切り替えるように変更
なんのこっちゃわからないですよね。
詳細はリクエストページで紹介されています。
Refinerを普段から常用している方には影響があります。
2.モデルのツリービューとタイルビューの切り替えが可能になりました
タイルビューはこんな感じ
ツリービューはこんな感じ
ツリービューとタイルビューの切り替えはSettingsから可能です。
「Settings」 → 「Extra Networks」左メニュー → 「Extra Networks directory view style」のチェックボックスを変更する。
- Dirs:タイル表示
- Tree:ツリー表示
3.コールバックの順序を切り替えることが可能になりました
「Settings」 → 「Callbacks」左メニューで表示される項目から設定可能です。
コールバックの詳細についてはリクエストページで確認可能です。
4.サンプラーとスケジューラが分離されました
やっとAUTOMATIC1111でサンプラーとスケジューラが別々に設定可能になりました。
この変更が一番大きいかと思います。
いままでセットだったから不便だったんだよね、多くの方に恩恵があるかと!
5.SDXL-Lightningモデル用のスケジューラ「SGM Uniform」が追加されました
SGM Uniformスケジューラで試しに画像生成してみました。
サンプラーはEuler aで、左からスケジューラをKarras、Uniform、SGM Uniformで生成しています。
如何でしょうか。
SGM Uniformはディテールが細かく、他のスケジューラと比べると高画質です!
これは良い!
6.DoRAをサポートしました
DoRAで学習したLoRA/LoHa/LoKrによる画像生成に対応しました。
まだ対応モデルは少ないですが、今後は増えていくでしょう!
(Civitaiでも公開が始まっています)
まとめ
今回はAUTOMATIC1111 Ver1.9の更新内容を紹介しました。
小規模な変更ですが、みなさん如何でしたでしょうか?
個人的には、サンプラーとスケジューラが別々に設定可能になったことが一番うれしいです!
これでLightning系のモデルもがっつり使えるぞ!
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