IK Multimedia MODO BASS 【定番生ベース音源】レビュー

はじめに

リアル系ベース音源の定番となった、IK Multimedia MODO BASSのレビューです。

目次

IK Multimedia MODO BASSとは

物理モデリングベース音源で、非常にリアルなエレキベース音源です。
エレキベースの専用音源となるので、それ以外の音は出せません。

特にヒューマナイズ処理が秀逸で、8分音符を並べるだけでも生演奏のような音が出せます。

ピアノロール画面、8分音符を8つ並べている

IK Multimedia MODO BASSの基本スペック

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エレキベースモデル 14モデル※1
ピックアップモデル 24モデル
ベースアンプモデル 2モデル
最低CPU Intel Core2Duo、Athlon64 X2,4
対応プラグインフォーマット VST2,VST3,AAX

※1 SEバージョンは2モデル

IK Multimedia公式サイト

IK Multimedia MODO BASSの特徴

フィジカルモデリング

サンプリング音源ではなく、CPUの演算によりエレキベースの音を再現します。

設定項目が豊富

指弾きやピック弾き、弦の種類や弦の本数、ピックアップの調整等、設定項目が多岐に渡ります。
設定が細かすぎてエレキベースを弾いたことが無い方には理解が難しい程です。

メモリ負荷、ストレージ負荷が低い

フィジカルモデリングの為、インストールサイズは約250MBと最近のプラグイン音源としてはかなり小さいです。
サンプリング音をメモリーにロードしないので、メモリもそれ程占有しません。

となるとCPU負荷が気になりますが、リアルな音質な割にCPU負荷も軽めです。
(i7 2600でも十分に使えていました)

IK Multimedia MODO BASSの簡単な使い方

モデル選択

エレキベース選択画面

エレキベースを選択します。

プレイスタイル設定

弾き方やタッチノイズの設定

弦の弾き方、運指の癖、タッチノイズ等の設定が可能です。

弦の設定

弦の本数に種類、劣化具合の設定

弦の本数から、弦の種類、劣化具合を設定します。

ピックアップ設定

ピックアップ、EQの設定

ピックアップモデルの選択から位置の調整、EQの設定が出来ます。

アンプ・エフェクターの設定

アンプやエフェクト、出力の設定

アンプモデルの選択・設定、エフェクターの設定が可能です。

midiコントロールの設定

midiコントロールの設定

奏法の切り替えをmidiノートにアサインできます。

IK Multimedia MODO BASSの使い勝手

設定項目が多く、エレキベース初の方が使いこなすのは難しいです。
ですが・・・プリセットのまま使ってもリアルな音が出るので、それもど問題には感じません。

MODO BASSは特にヒューマナイズが秀逸で、簡単な打ち込みで非常にリアルな音が出力されます。
ただアンプは2種類(ソリッドステート/チューブ)だけなので、アンプの音色幅は少ないです。
この点は同社のAmplitubeを使うと良いです。

アンプ部分の音質についてはAmplitubeに軍配が上がるので、
MODO BASSのアンプ部はバイパスして、Amplitubeのベースアンプを使うとよりリアルになります。

AMPのノブを0に設定し、アンプをバイパスする

MODO BASSのアンプをバイパスし、Amplitubeのベースアンプを使用したサンプルです。

MODO BASSは無印と廉価版のSEが販売されていますが、無印版をおすすめします。
廉価版はフィジカルモデリングのキモと云えるエレキベースモデルが2種類しか搭載されていないからです。

パッケージが不要であるならダウンロード版がお得に購入可能です。

最後に

今回はIK Multimedia MODO BASSを紹介しました。
既に定番の仲間入りしているMODO BASSは、簡単な打ち込みで非常にリアルな音が鳴ります。
価格も比較的お安めなので、ベース音源迷っている方は検討してみては如何でしょうか。

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この記事を書いた人

IT技術者でありDTMer
EDMの作曲を始めたところ楽しさに気づき、ロック以上にハマっています。
楽器はギターを弾いており、バンドではギタリストとしても活動しています。

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