おすすめピアノ音源 XLN Audio 『Addictive Keys』レビュー【高コスパ音源】

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はじめに

XLN Audioのピアノ音源『Addictive Keys』レビューと簡単な使い方を紹介します。

目次

XLN Audio Addictive Keysの基本情報

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XLN Audio XLN Audio creates audio plugins for music production
対応OSmacOS 10.9以降(64bit版)、Windows 7, 8, 10(64-bit)
対応フォーマットVST, AU, AAX (64-bit)
対応DAWAbleton Live 9 & 10、Logic Pro 9 & 10、
Avid Pro Tools 11 or later、Cakewalk by Bandlab、
Reason 10.3以降、Reaper 4 & 5、
Cubase 8以降
スタンドアローンアプリ有り
XLN Audio公式サイトより

XLN Audio Addictive Keysの特徴

  • ピアノ専用音源
  • サンプリングモデルは4種類
  • モデル毎に単品購入が可能
  • 安価なのに高音質
  • プロも使用する音源

簡単にまとめると、
高品質なピアノ音源で必要な音源のみピックアップして購入することが出来ます。
各ピアノモデルは他ピアノ音源と比べると非常に安価であり、高コスパなピアノ音源といえます。

よくあるピアノ音源は複数のモデルが収録されていますが、Addictive Keysはモデル単品を購入する形になります。
不要なモデルが含まれていないので、安価かつ高音質な音源になっています。

次に各モデルを簡単に紹介していきます。

Modern Upright

『Yamaha U3』をサンプリングして作られた音源です。
グランドピアノと比較して狭いダイナミックレンジと、音が籠りがちなアップライトピアノは、オケ馴染みが良く扱いやすい音源です。
特に、歌モノの裏で鳴るピアノパートに活躍する音源です。

Studio Grand

『Steinway Model D』をサンプリングして作られた音源です。
グランドピアノは、ピアノソロやオーケストラで活躍する音源です。

アップライトピアノよりも目立つ音なので、歌モノのバッキングでは若干扱い辛い音源になります。

Electric Grand

『YAMAHA CP-80』をサンプリングして作られた音源です。
エレクトリックグランドピアノはオーソドックスな音源で、様々なジャンルにマッチする非常に扱いやすい音源です。

Mark One

『Fender Rhodes Mk.1』をサンプリングして作られた音源です。
ビンテージ感のある音源なので、使い所とジャンルが限られる音源です。
JAZZ等にぴったりなモデルです。

XLN Audio Addictive Keysの簡単な使い方

モデル「Studio Grand」でAddictive Keysの簡単な使い方を解説します。
※モデルにより画面構成・設定項目が異なります

GALLERY・プリセット選択

GALLERY画面では購入したモデルのプリセットを選択できます。
左上のプリセット名一覧から選択する他、ギャラリー画面の下段から選択することも可能です。

Addictive KeysのGALLERY画面

EXPLORE・簡単設定

EXPLORE画面ではプリセットの選択・確認の他簡単な音質調整が可能です。
右に並ぶダイアルで音質の調整が可能です。

下に並ぶ→をクリックするとプリセットのデモ演奏が開始されます。
文字部分をクリックすると、プリセットの変更が可能です。

Addictive KeysのEXPLORE画面

EDIT・詳細設定

Addictive KeysのEDIT画面

EDIT画面では詳細な設定が可能です。
シンセサイザーや他音源によくある項目の他、ピアノならではの項目があります。
ペダルノイズや収録マイクの設定も可能です。

モジュレーションエフェクトも搭載されているので、ピアノの音とはかけ離れた音を作る事も可能です。

FX・エフェクト設定

FX1,2にDELERBというエフェクターが2つ用意されています。
DELERBというと聞きなれないですが、ディレイとリバーブを混ぜたエフェクターです。
左側がリバーブの設定、右がディレイの設定になります。

真ん中のスライダーで、ディレイとリバーブのバランスを調整します。

Addictive KeysのFX画面

左にリバーブ、右にディレイが配置されているのに、スライダーの左がディレイで右がリバーブです。。。
日本人だと気になってしまう・・・

XLN Audio Addictive Keysの使い勝手

安くて高音質という点が一番ですね。
音はよくオケ馴染みが良いといわれるように、派手過ぎない音が魅力的です。

ネガティブにいうと、ピアノソロやオーケストラ用とするにはのっぺりした音で迫力や表現力に欠けます。
上記のようなジャンルをがっつり作りたい方にはAddictive Keysはおすすめできません。
どちらかというと歌モノ等、バッキング用途で使う場合におすすめします。

収録されているプリセットの音が良く使い易いです。
作曲のスケッチにも手軽に使えるのでおすすめです。

Addictive Keysの購入方法について

各モデルを単品で買う他、2つセットのDUO、3つセットのTRIOが販売されています。
複数バンドルされている方が割安なので、複数必要な方はバンドル版を購入しましょう。
※バンドル版は4つあるモデルの内、好きなモデルを選択可能です

私的おすすめはDUO版で「Studio Grand」、「Modern Upright」の2つですね。

Electric Grand(エレピ)はAddictive Keysが特別優れていないこと、Mark Oneは使い所が限られているからです。
ビンテージ感はプラグインエフェクトでも十分再現出来ますし。

DUO版(2つセット)

TRIO版(3つセット)

最後に

今回はXLN Audio Addictive Keysを紹介しました。
バッキング用途のピアノ音源では扱いやすく非常におすすめです。
Addictive Keysは音質についても非常にクリアでプロにも愛されているピアノ音源です。

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