Stable CascadeをWebUI Forgeで使用する方法を紹介します!

公園の木によりかかるブロンドヘアー女性のAI写真

この記事ではWebUI ForgeでStable Cascadeを使用して画像生成する方法を紹介します。

この記事で理解できること
  • WebUI ForgeでStable Cascadeを使う方法
  • sdweb-easy-stablecascade-diffusersの使い方
目次

Stable Cascadeとは?

黒地に赤字のクエスチョンマークの画像

Stability AIが開発した、最新の画像生成AIモデルです。

画像生成の構成が3段階に分離されたことが一番の特徴で、追加学習のコストが下がったことがユーザーにとっての一番のメリットです。

その他の詳細については以下記事で紹介しています。

あわせて読みたい
Stable CascadeをComfyUIで使用する方法を紹介します! この記事では、ComfyUIでStable Cascadeを使って画像生成する方法を紹介します。 インストール方法から、基本的な設定方法、サンプル画像でStable Cascadeの効果を確認...

Stable Diffusion WebUI ForgeでStable Cascadeを使う方法

WebUI ForgeではStable Cascadeにネイティブで対応していないので、「sdweb-easy-stablecascade-diffusers」という拡張機能を使用します。

WebUI Forgeをまだインストールしていない方は、以下の記事をご参考ください。

あわせて読みたい
Stable Diffusion WebUI Forgeのインストール方法を紹介! はじめに 今回紹介するStable Diffusion WebUI Forgeは、Stable Diffusion webUI(AUTOMATIC1111)と比べると、大幅な高速化を実現したクライアントツールです。 本記事で...

以下手順で、sdweb-easy-stablecascade-diffusersをインストールします。

STEP
「Extensions」タブに移動する

stable diffusion webUIを起動したら、上部に表示されるタブ一覧から「Extensions」をクリックします。

Extensionsをフォーカスしている
Extensionsタブに移動
STEP
「URLからインストール(Install from URL)」タブに移動する

Extensionsタブ内の「URLからインストール(Install from URL)」をクリックします。

urlからインストールクリックを促している
STEP
URLを入力する

「拡張機能のリポジトリのURL(URL for extension’s git repository)」に下記URLをコピペしてください。

https://github.com/benjamin-bertram/sdweb-easy-stablecascade-diffusers.git
STEP
インストール(Install)ボタンをクリックする

下段に表示されている「インストール(Install)」ボタンをクリックします。

インストールボタンのクリックを促している
STEP
「適用してUIを再起動(Apply and restart UI)」をクリックする

拡張機能をインストールした場合は、WebUIをリロードする必要があります。

インストール済タブに表示される「適用してUIを再起動(Apply and restart UI)」ボタンをクリックしましょう。

適用してUIを再起動ボタンのクリックを促している

「sdweb-easy-stablecascade-diffusers」の使い方

sdweb-easy-stablecascade-diffusersは専用のモデルを使用するので、チェックポイントモデルの選択は必要ありません。
(Stable Cascadeモデルが自動的にロードされます)

sdweb-easy-stablecascade-diffusersをインストールすると「StableCascade」というタブがメニューに追加されます。

テキストボックスとスライダーで構成された設定画面
sdweb-easy-stablecascade-diffusers設定画面

各パラメータについて

  • Prompt:プロンプト
  • Negative Prompt:ネガティブプロンプト
  • Width:画像の幅(512,1024など32の倍数が基本)
  • Height:画像の高さ(512,1024など32の倍数が基本)
  • CFG:CFGスケール(初期値は4)
  • Steps(Prior):メインモデルのステップ数
  • Steps(Decoder):セカンダリモデルのステップ数
  • Batch Size:並列処理数(高くするにはVRAMがたくさん必要)
  • Seed:シード値(ランダムは-1)

Stable Cascadeはメインモデル20step、セカンダリモデル10stepでの生成が基本です。

画像生成について

下段に表示されている「Generaate」をクリックすると画像生成されます。

生成した画像は、Forgeで設定している出力フォルダに日付フォルダが自動保存され、その中に保存されます。

初回画像生成時に、約16GBのモデルデータをダウンロードするので生成までに時間がかかります。
また、VRAM容量も解像度1024×1024の場合は最低でも12GBは欲しいです。

サンプル画像

それではsdweb-easy-stablecascade-diffusersで生成したサンプル画像を紹介します。

リアルな猫のAI写真

使用したプロンプト

a cat
セーターを着たブロンドヘアー女性のAI写真

使用したプロンプト

1 woman, cute, upper body, blonde hair, photo realistic, film grain, sweater
夕方のビーチのAI写真

使用したプロンプト

photo, outdoor, sunset, beach, summer
フードを被った青い髪の女性のAIイラスト

使用したプロンプト

1 woman, anime, illustration, blue hair, hoodie

まとめ

今回はStable CascadeをStable CascadeとWebUI Forgeで使用する方法を紹介しました。

既にStable Diffusion 3が発表されているので影が薄いStable Cascadeですが、リリース直後は要求スペックが高くローカル環境での生成は難しいでしょう。

Stable Cascadeは学習コストも低く、素晴らしいモデルなので一度お試しください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

IT技術者でありDTMer
EDMの作曲を始めたところ楽しさに気づき、ロック以上にハマっています。
楽器はギターを弾いており、バンドではギタリストとしても活動しています。

コメント

コメントする

目次