HHKB Professional HYBRID Type-S 雪の開封レビュー【一度使ったら手放せなくなる理由】

hhkb 雪の全体写真 HHKBレビューのアイキャッチ画像
はじめに

HHKB Professional HYBRID Type-S 雪は、雪のように美しい純白カラーを採用した、ミニマルでスタイリッシュなキーボードです。
高速入力に最適な静電容量無接点方式やBluetooth接続とUSB接続の切り替え機能、キーマップ変更機能など、望み得る機能をすべて備えたフラッグシップモデルです。
この記事では、その魅力について詳しくレビューします。

目次

HHKB Professional HYBRID Type-S 雪の特徴

見た目にこだわったデザイン

雪のように美しい純白カラーを採用しています。

従来は白/黒の2色の展開ですが、雪が通常モデルとして販売されるようになりました。
HHKBの白は誤解されがちですが、白というよりはグレーに近く、レトロなデザインになっています。

高速入力に最適な静電容量無接点方式

東プレのキーボードは静電容量無接点方式のキースイッチを採用しています。
このスイッチは以下のような特徴があります。

  • チャタリングが無い
  • 誰もが気持ちよく感じる打鍵感
  • 長寿命で信頼性が高い

Bluetooth接続とUSB接続の切り替え機能

Hybridモデルは有線接続と無線接続に対応しています。

無線はBluetoothで、最大4台の機器を切り替えて使用可能です。

キーマップ変更機能

専用ソフトウェアでキー配列やファンクションキーの割り当てを変更できます。
変更したキーマップは本体に保存されるので、別のPCでも同じ状態で使用することが出来ます。

キーマップの変更方法、おすすめのキーマップについては別記事で紹介予定です。

静寂性に優れるType-Sキー

tyep-sモデルは静音化の為にOリングが設定されています。
HHKBって思った以上にタイピング音が大きいのですが、この構造により適度な打鍵音となっています。

HHKBのモデル展開について

HHKBは酒類が沢山あって何を選べば良いのか迷ってしまいますよね。
なので、各モデルの特徴を紹介していきます。

日本語配列、英語配列がありますが全てのモデルに設定があるわけではありません。
(元々HHKBは英語配列を基本としています)
無刻印キーキャップについては英語配列のみ設定があります。

HHKB Professional Classic

HHKB最廉価で、基本となるモデルです。

電池ボックスが無いので全モデルの中で一番スッキリしたデザインです。

HHKB Professional HYBRID

Classicモデルに対して無線接続に追加対応しています。

本体後方に電池ボックスがあるので、少し膨らんだデザインになっています。

HHKB Professional HYBRID Type-S

HYBRIDモデルに対して、type-sキー(静音化キー)に追加対応しています。
HHKBのフラッグシップモデルで今回のレビュー対象になります。

打鍵音が静かになっているのが特徴になります。
また、真っ白な雪色はこのモデルのみ設定されています。

HHKB Professional HYBRID Type-S 雪の基本スペック

モデル英字配列日本語配列
インターフェースBluetooth 4.2 (LE) Class2、USB Type-C
無線操作距離最大10m
カスタマイズ機能DIPスイッチ、キーマップ変更機能
キー数6069
キー仕様静電容量無接点方式、キーストローク3.8mm、押下圧45g
サイズ294(W)×120(D)×40(H)mm
質量540g(電池含まず)550g(電池含まず)
電源単3形乾電池×2本、USBコネクターからの給電
動作時間アルカリ乾電池使用時の目安:約3カ月
HHKB公式サイトより

HHKB Professional HYBRID Type-S 雪の外観

外箱

白基調でHYBRIDの文字は筆で書いたようなイメージでスタイリッシュ

付属品

モノクロの取説に、富士通の乾電池

取説と単3乾電池2本が付属していました。
取説が沢山入っているように見えますが、多言語に対応しているだけです。

本体

全体

表面には無刻印モデルなので何も無く、真っ白
チルトスタンド、滑り止めラバーは通常のキーボードと同様。
ラバーのみ黒色

裏面の4隅に滑り止めラバーが貼られています。

チルト調整について

スタンドを畳んだ状態では天面まで約33mm
スタンドを1つ開いた状態では天面まで約37mm
スタンドを2つ開いた状態では天面まで約43mm

裏面にチルト調整スタンドがあり、無段階(閉じた状態)を含めると、3段階の調整が可能です。

電池ボックスについて

後面に電池ボックス電源スイッチ、USBコネクタが用意されています

中央が電池ボックスで、向かって左が電源スイッチ、右が有線接続用USBコネクタ

電池ボックスを開いた状態、中は空洞
電池をセットした状態、単3乾電池をスライドして挿入する

本体後方に電池ボックスがあります。
蓋を開けて、単3乾電池2本を入れます。

電圧が少し低いエネループですが、問題無く使用できました。

DIP SWについて

裏面のカバーを開けるとDIP SWが見える
小さいスライドスイッチが6つ用意されている

本体裏面の蓋を開けるとDIP SWがあります。
このDIP SWで特殊キーの機能を切り替えることが可能です。

DIP SWは簡易的な機能切替で、本格的にキーマップを変更したい場合にはソフトウェアで設定を行います。

各DIP SWの機能は以下の通りです。

SW1SW2設定モード
OFFOFFHHKモード
ONOFFWinモード
OFFONMacモード
ONON
SW1/2
SW3Deleteキー機能
OFFDelete
ONBack Space
SW3
SW4左◇機能
OFF
ONFn
SW4

※◇はWindowsの場合、Windowsキー、MacはCommandキー

SW5Alt機能、◇機能
OFFAlt、◇
ON◇、Alt
SW5
SW6省電力機能
OFF省電力機能有効
ON省電力機能無効
SW6

HHKB Professional HYBRID Type-S 雪を使ってみて

やっぱりねぇ打ち心地は最高ですね。
多くの方が気持ちよく感じる打ち心地ですよ。

メカニカルスイッチには無い独特の打鍵感で、リニアなんだけどスイッチを押したカチッと感が少しある感じです。

私は静音化されたtype-sモデルを選択しましたが、思った以上にタイピング音は大きいです。
静音化したTESTER68キーボードのほうが圧倒的に静かです。
底打ち音は小さめですが、摩擦音が結構大きいんですよねぇ。

不便なところをいうと、無線接続がbluetoothしか無いことですね。
スピードが要求されるゲームでは使い難いので、こういった場合には有線で接続することになります。

2.4GHzの低遅延無線に対応していれば最高なんだけどねぇ。

HHKBはレイアウトが特殊ですがキーマップ変更が可能なので、自分の理想形にすることが出来ます。
コンパクトなことも相まって、ホームポジションから移動することなく、全てをコントロールすることも可能になります。

移動量が減るから疲労は凄く低減されるよ。

このキーボードは高価なこともあって、色々な方が絶賛していますが、はっきり言うと万人にはおすすめできません。
レイアウトは考えられていて慣れれば使い易いですが、使い易さで言えばゲーミングキーボードのほうが圧倒的に高いです。
ゲーミングキーボードはキーマップの変更も当たり前だし、マクロ機能も備えているし、設定したプロファイルがアプリによって自動で切り替えられると・・・こんな感じで有利な点が多いんです。

ただ、一度触ると独特な打鍵感から人々を魅了するわけです。
そう、このキーボードの最大の魅力は打鍵感です!
多少不便なことはあるけど、それを上回る魅力的な打鍵感なんです。

レンタルや、触れることが出来るお店もあるので一度試してみることをおすすめします。

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HHKB Professional HYBRID Type-S レビューまとめ

今回はHHKB Professional HYBRID Type-Sをレビューしました。

HHKB Professional HYBRID Type-S 雪は、見た目も機能も優れたキーボードでしたね。
特に無刻印モデルはデザインがシンプルでイチオシです。

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この記事を書いた人

IT技術者でありDTMer
EDMの作曲を始めたところ楽しさに気づき、ロック以上にハマっています。
楽器はギターを弾いており、バンドではギタリストとしても活動しています。

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