はじめに
人気のAnimagine XLの最新モデル、3.1が公開されたので使い方を紹介します。
3.1では追加の学習の他、新しい専用タグも追加されているので3.0とは使い勝手が異なります。
記事を参考にAnimagine XL 3.1をマスターしましょう!
- Animagine XL 3.1の使い方
- Animagine XL 3.0との比較
Animagine XL 3.1のバージョンアップ内容
最初にVer3.1での変更内容を確認しましょう。
- スペシャルタグが変更(詳細は以降で)
- 学習内容の変更
- よりNSFWが扱いやすくなった
学習内容については公式で公開されていますが、約87万枚の画像で学習しており、
Ver3.0と合わせると合計約210万枚の画像学習となります。
学習量が凄い・・・作者さんの熱意を感じるね!
Animagine XL 3.1の使い方
Ver3.1のインストール
Animagine XL 3.1はCivitaiとHugging Faceで公開されています。
モデルのインストールについては以下の記事をご参考ください。
専用のプロンプトについて
Ver3.1になり、いくつかの専用プロンプトが変更になっています。
タグの順序について
推奨されるタグの順序についてはV3.0から変更ありません。
1girl or 1boy, キャラクター名, アニメのシリーズ名, その他の呪文
品質に関するプロンプト
- masterpiece(>95)
- best quality(85-95)
- great quality(75-85)
- good quality(50-75)
- normal quality(25-50)
- low quality(10-25)
- worst quality(<10)
品質プロンプトの効果を確認する
少しタグ名が変更になっていますが、基本的には「masterpiece」や「best quality」を使うことになるので、使い勝手は変わらないかと。
ただ、各タグのスコア基準が変更となっているので、同じプロンプトでも画像に対する影響度が変化しています。
Rating Modifiers
NSFWコンテンツ向けのタグです。
Animagineは特に指定してなくてもNSFWコンテンツの傾向が強いので、ネガティブプロンプトで使用する機会も多いです。
Ver3.0とはタグ名が変更となっています。
- general(General)
- sensitive(Sensitive)
- questionable, nsfw(Questionable)
- explicit, nsfw(Explicit)
Rating Modifiersプロンプトの効果を確認する
NSFW画像を生成したい場合には一番影響のある「NSFW」で指定しておけばOKです。
年代の指定について
年代についてはタグ名と対象年代が変更になっています。
newestが2024年と記載されているので、ごく最近の画像でも学習したことがわかります。
- newest(2021 to 2024)
- recent(2018 to 2020)
- mid(2015 to 2017)
- early(2011 to 2014)
- oldest(2005 to 2010)
年代プロンプトの効果を確認する
Aesthetic Tags(美的タグ)
新しく追加されたタグです。
このタグの学習については「aesthetic-shadow-v2」が利用されています。
画質(品質)を分類することが可能なので、使用機会が多いタグになりそうです。
- very aesthetic(>0.71)
- aesthetic(0.45-0.71)
- displeasing(0.27-0.45)
- very displeasing(<0.27)
Aesthetic Tagsの効果を確認
テストしたところ、確かに画質に影響があります。
ただ影響が軽微なことと、記載しなかった場合に「very aesthetic」と同じ画像が生成されたので強く意識する必要は無いかと考えられます。
おまじない程度かなぁ
推奨設定について
高品質な画像を生成するには以下のタグをプロンプトに記載します。
masterpiece, best quality, very aesthetic, absurdres
推奨解像度
推奨解像度はVer3.0から変更なく一般的なSDXLベースモデルと同等です。
- 1024 x 1024(1:1)
- 1152 x 896(9:7)
- 896 x 1152(7:9)
- 1216 x 832(19:13)
- 832 x 1216(13:19)
- 1344 x 768(7:4)
- 768 x 1344(4:7)
- 1536 x 640(12:5)
- 640 x 1536(5:12)
Animagine XL Ver3.0とVer3.1で生成画像を比較してみた
同じ設定で2つのモデルで生成し画像を比較しました。
使用したプロンプト
masterpiece, best quality, 1girl,
looking back, armor, night, neon, cyberpunk,
oldest
使用したプロンプト
masterpiece, best quality, 1girl, upper body
looking up away, sky, night, starry sky,
early
かなり構図や画質が異なりますね。
まぁ学習画像が異なりますから当たり前といえば当たり前でしょう。
Ver3.1では専用の設定で画像を生成する必要がありますね。
Animagine XL 3.1のサンプル画像を確認
Animagine XL 3.1向けのプロンプト設定で画像を生成しました。
シリーズ名を入力して生成しましたが、一部は画風が再現されているので注目してみましょう。
使用したプロンプト
masterpiece, best quality, very aesthetic, absurdres,very aesthetic,
1girl, neon genesis evangelion, holding a smartphone in hand,
in the city, neon, cyberpunk, mid
使用したプロンプト
masterpiece, best quality, very aesthetic, absurdres,very aesthetic,
1girl, dragon ball, magician, magician’s robe, magician’s wand, fire storm,
outdoor, night, newest
使用したプロンプト
masterpiece, best quality, very aesthetic, absurdres,very aesthetic,
1girl, final fantasy, katana, holding sword, Iainuki, school uniform, one knee, closed eye,
side shot, outdoor, forest,
いかがでしょうか。
シンプルなプロンプトで高画質かつ、プロンプトに対する追従性も高いです。
こりゃぁ人気が高いことにも納得だね。
Animagine XL 3.1のFAQ(疑問について)
まとめ|Animagine XL 3.1の使い方
今回はAnimagine XL Ver3.1を紹介しました。
好評なAnimagine XLですからどんな画像が生成されるのかワクワクしますよね。
ぜひ一度お試しください!
その他のアニメ系モデルも如何?
コメント