Stable Diffusionの呪文は、強調構文と呼ばれる特殊な記法を使うことで、特定の要素を強調できます。
本記事では、強調構文の基本的な使い方と、具体的な例を交えて解説します。
- Stable Diffusionの強調構文の種類
- Stable Diffusionの強調構文の使い方
- Stable Diffusionの強調構文のサンプル画像
Stable Diffusionの強調構文の基本
強調構文は、括弧やBREAKなどの記号を使って、特定の呪文(プロンプト)の注目度を上げるためのものです。
強調構文には以下の方法が存在します。
- 括弧:括弧で囲んだ呪文(プロンプト)は、通常の1.1倍強調され、また括弧の数で強調度合いを調整できる
- 数値:括弧 + 数値を入力することで強調の度合いを調整できる
- BREAK:BREAKで区切られた呪文(プロンプト)が強調される
数値入力が調整が簡単で、プロンプトが見やすいからおすすめだよ
Stable Diffusionの強調構文の使い方
ここからは各強調構文の使い方を紹介します。
括弧を使った強調
特定の呪文(プロンプト)を強調したい場合は()で囲むだけです。
また、()の数で強調度合いを調整することが可能です。
- (呪文) :1.1倍
- ((呪文)) :1.21倍
- (((呪文))):1.33倍
- ((((呪文)))):1.46倍
()の代わりに[]を使用すると効果を控えることが可能です。
- [呪文] :0.9倍
- [[呪文]] :0.81倍
- [[[呪文]]] :0.73倍
- [[[[呪文]]]] :0.66倍
以下は、括弧を使った強調のサンプル画像です。
括弧 + 数値を使った強調
(呪文:数値)という構文で、呪文(プロンプト)を強調または控えることが可能です。
数値は1が標準で、1を超えると強調、1未満が控えられます。
また0以下を意味するマイナスも使用できます。
マイナスをプロンプト内に記載した場合はネガティブプロンプトと同じような動作になります。
括弧 + 数値を直接入力しても問題ありませんが、呪文(プロンプト)を選択した状態で「Ctrl + ↑ or ↓」を押すと、数値を調整することが可能です。
以下は、括弧 + 数値を使った強調のサンプル画像です。
BREAKを使った強調
BREAK構文を使用すれば、BREAK後に書かれた呪文(プロンプト)を強調することが可能です。
BREAK構文については以下の記事で解説しています。
まとめ
今回はStable Diffusionの強調構文の基本的な使い方と、具体的な例を交えて解説してきました。
ぜひ、本記事で解説した内容を参考にStable Diffusionの強調構文を使いこなして、画像生成してみてください!
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