この記事ではStable Diffsionに最適なおすすめグラフィックボードを価格帯別に紹介します。
画像生成AIはグラボが重要
画像生成AIをローカルPCで実行する場合は、グラフィックボードが重要になります。
高価なグラボなら生成時間も短く、沢山の画像が生成可能になります。
また、モデルの学習を行う場合はVRAM容量がたくさん必要になるのでご注意下さい。
学習にかかるVRAM容量は段々と容量が少なくなっていますが、学習するのであれば最低12GBは欲しいところです。
以上を踏まえたうえでのおすすめグラフィックボードを紹介します。
Stable Diffsionは基本的にNvidia製のグラフィックボードを選んだほうが無難です。
多くの機能はNvidia製向けに作成されています。
Nvidia製を選んだほうが良い理由は、
AMD製はシェアが低く、AMD向けに最適化されることは今後も考え難いからです。
とにかく高コスパ(5~7万円)
VRAM容量に余裕のあるモデルを選択したので、SDXLモデルやHires. Fixも余裕にこなせます。
RTX3060 12GB
| CUDAコア数 (高い程、生成時間が速い) | 3584 |
| クロック (高い程、生成時間が速い) | 1777 MHz(ブースト) |
| VRAM (多い程沢山の機能が使用可能) | 12GB |
| 消費電力 |
RTX4060ti 16GB
| CUDAコア数 (高い程、生成時間が速い) | 4352 |
| クロック (高い程、生成時間が速い) | 2610 MHz(ブースト) |
| VRAM (多い程沢山の機能が使用可能) | 16GB |
| 消費電力 | 165W |
生成速度と価格のバランスが取れたモデル(14万円前後)
この価格帯から画像生成速度もかなり速くなります。
WQHDゲーム用途でもヌルヌル動作するので、画像生成以外にも最新のゲームを遊びたい場合に最適です。
RTX4070ti super
| CUDAコア数 (高い程、生成時間が速い) | 8448 |
| クロック (高い程、生成時間が速い) | 2640 MHz(ブースト) |
| VRAM (多い程沢山の機能が使用可能) | 16GB |
| 消費電力 |
画像生成速度も妥協したくないモデル(20万円前後)
アッパーモデルの領域で、ゲームはもちろん画像生成速度も高速です。
RTX superシリーズの投入で魅力的なモデルが増えてきました。
RTX4080 super
| CUDAコア数 (高い程、生成時間が速い) | 10240 |
| クロック (高い程、生成時間が速い) | 2610 MHz(ブースト) |
| VRAM (多い程沢山の機能が使用可能) | 16GB |
| 消費電力 | 320 |
とにかく性能をもとめた最強モデル(30万円以上)
一般的に手に入る最高スペックのグラフィックボードです。
チェックポイントモデルのマージ等の学習を行う場合は、この価格帯のモデルが欲しいですね。
RTX4090
| CUDAコア数 (高い程、生成時間が速い) | 16384 |
| クロック (高い程、生成時間が速い) | 2595 MHz(ブースト) |
| VRAM (多い程沢山の機能が使用可能) | 24GB |
| 消費電力 | 450W |
まとめ
今回はStable Diffsionに最適なおすすめグラフィックボードを紹介しました。
最近は低価格ながらもVRAM容量の多いモデルが揃ってきたので、選択肢が増えて嬉しい限りです。


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