NZXT H9 Flowビルドレビュー【ライティングが映える最新のNZXT PCケース】

H9ビルドのアイキャッチ画像
はじめに

今回は開封レビューで紹介したNZXTのPCケースH9 Flowを使って、実際に自作PCを組んでいきたいと思います。

このケースはシームレスガラスを採用しているので、内部のライティングがかなり映える構造になっています。

それではファーストインプレッションです。

  • 組み易い
  • 内部が広大なのでパーツ干渉の不安が無い
  • CPUバックプレート裏に電源ユニットを搭載すること

H9 Flowの各部の詳細については下記開封レビュー記事と、youtube動画を参照下さい。

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目次

NZXT H9 Flowの基本スペック

対応マザーボード ATX、microATX、Mini-ITX
対応電源 ATX
対応グラフィックボード 最大435mm
対応CPUクーラー 全高165mm

ドライブベイ 内部3.5/2.5インチ共用×2、内部2.5インチ×4
付属ファン 120mmファン×4(F120Q Case Version)
サイズ 290(W)×495(H)×446(D) mm
重量 12.1kg

搭載可能ラジエータ
上面:360/280/240/140/120mm
側面:360/240/120mm
背面:120mm
底面:360/280/240/140/120mm

搭載可能ファン
上面:140mm×2/120mm×3
側面:120mm×3
背面:120mm×1
底面:140mm×2/120mm×3

NZXT公式サイト

NZXT H9 Flowを使って自作PC組んでみた

ファンの取り付け

サイドファンブラケットを取り外してファンを3つ固定している

先ずはファンの取り付けです。
元々H9 Flowにはファンが付いているのですが、発光しないのでオウルテックのARGBファンを使用しました。

取り付け用のファンブラケットが用意されているので、取り付け自体は非常に簡単です。

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マザーボードの取り付け

マザーボードをスペーサーの上に固定している

次にマザーボードを取り付けました。
恐らく多くの方が、ファンの次にマザーボードを取り付けると思います。

取り付け性は特に他のケースと変わりませんね。
スペーサーは取り付け済みで、位置決め用のピンが中心付近に立っているので取り付け易いです。

メモリーヒートシンクの取り付け

メモリヒートシンクでメモリーを挟んでいる

今回使用しているメモリーはバルクメモリーなので、光るメモリヒートシンクを導入しました。
価格は安いのに簡単に発光するメモリーに出来るので、おすすめです!

ただ、端の部分まで光らないのが少し残念かな・・・

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簡易水冷CPUクーラーの取り付け

マザーボードの上を覆う形で天板に簡易水冷を固定している

私はProArtistのGRATIFY AIO5というオールインワン簡易水冷を使用しました。

AIO5については別の記事でレビューする予定です。
お楽しみに!

今回は、この360㎜ラジエーターを天板部分に取り付けました。
このケースはマザーボードの端から、天板部分までのクリアランスが約60㎜あるので、背の高いメモリーを使用しても干渉の不安は無いですね。

作業性についても、文句は無いですね。
ファンブラケットが外せるので、簡単に取り付け可能です。

3.5インチドライブ取り付け

3.5インチケージも見えない位置に取り付けるが白色で塗装されている

3.5インチのドライブケージは背面チャンバーの下部にあります。

ケージの上に電源ユニット用ブラケット、下側のクリアランスがあまり無いので、ケージを取り付ける前にケーブルを接続しておくことをおすすめします。
ケージを本体に取り付けると、手を入れるスペースが無いのでケーブルの取り付けが非常に困難です。

このあと紹介しますが、電源ユニットの搭載位置が悪く、その影響でドライブケージの作業性が悪くなっています。

電源ユニット取り付け

電源ユニットでCPUバックプレートが隠れてしまっている

電源ユニット登載位置は背面チャンバーの中段にあります。
ただその奥にマザーボードのCPUバックプレートがあるので、CPUクーラー変更に伴いバックプレートを外す場合は、電源ユニットも外す必要があります。

これがこのケース一番の問題点です。
まぁバックプレートは頻繁に交換するものでも無いので人によっては、特に問題にならないこともあります。

作業性については通常のケースよりもやり易いですね。
スペースがかなり広いので、プラグインタイプの電源の場合は、搭載後にケーブルを接続することが容易にできます。

2.5インチドライブ取り付け

2.5インチケージも見えない位置に取り付けるが、白色で塗装されている

2.5インチのドライブケージは背面チャンバーの中央にあります。
縦長の柱のような構造物がドライブケージになります。

真ん中に走っているので邪魔に感じると思いますが、もちろん取り外し可能です。
基本的に外してから、ドライブを固定していきます。

作業性も良好です。
スペースが広いのでケーブルの取り回しに困ることは無いでしょう。

グラボの取り付け

グラボは3060tiを使用、ケースと比べると小さくて隙間が目立つ

メインチャンバーに搭載するのですが、メインチャンバーは凄く広いので、私のような小型のグラフィックボードを搭載すると少し寂しいです。

大型のグラフィックボードを搭載すると見た目的には丁度よいですね。

別売りにはなりますが、垂直配置用のブラケットも販売されています。
ただ、ブラケットとしてはかなり高価です・・・

裏配線について

裏配線は特にきにしていないので、かなり汚いが広いので問題無い

裏配線スペースはデュアルチャンバー構造のお陰か、めっちゅ広いです。

特に拘りが無ければ、固定等せず入れておくだけでも問題ありません。

このケース配線にも気を使ってくれていて、タイラップが付属したり、タイラップを固定するフックのような構造物が色々なところに配置されています。

裏配線については何も不安に思うことはありません。

NZXT H9 Flowの総評

今回H9 Flowで自作PCを組んだわけですが、作業性は最高ですね!

以下箇条書きで良かった点を紹介します。

ファン取り付け部分はブラケットで取り付けが簡単
スルーホール、ケーブル固定部分が多く配線がやり易い
裏配線スペースが広大なので、適当に処理しても問題無い
メインチャンバー側はすっきりで見た目が最高!

以下悪かった点です。

電源ユニットの搭載スペースが最悪
3.5インチドライブのケーブル取り付けが大変

電源ユニットの搭載スペースについて

左記にも紹介しましたが、マザーボードのCPUバックプレート部分を電源ユニットで隠してしまいます。
CPUクーラーを交換しない方であれば、問題にはなりませんが頻繁に交換する人は大変です。

CPUバックプレートにアクセスする為には、電源ユニットを外さないと出来ません。
フルプラグイン電源なら、電源ケーブルを抜けば電源ユニットを外せますが、非プラグイン電源の場合は凄く大変です・・・

3.5インチドライブについて

3.5インチドライブの取り付け作業性が悪いです・・・
ケージから下部の隙間が狭いので、ケージを戻した後にケーブルを挿すのは非常に困難です。

基本的にはケーブルを挿した状態で本体にケージを戻す形になります。

5段階評価

頑丈さ
デザイン
コスト
使い勝手
総合点

少し作業性が悪い部分がありますが、基本的には組付け易いので初心者の方にもおすすめできるPCケースでした。
なんといっても、前面のシームレスガラスですよ!
邪魔な物がほとんど無いですからね。ばえばえな自作PC作るならめっちゃおすすめです。

最後に

今回はNZXTのPCケース H9 Flowを使って自作PCを組んでみました。
魅せるケースとして定着してきたデュアルチャンバーPCケースですが、NZXTのケースとしてみると思った以上に安価で、多くの方におすすめできるPCケースでした。

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この記事を書いた人

IT技術者でありDTMer
EDMの作曲を始めたところ楽しさに気づき、ロック以上にハマっています。
楽器はギターを弾いており、バンドではギタリストとしても活動しています。

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