この記事はCorsairのミドルタワーPCケース4000シリーズからフロントメッシュパネルモデル、4000D Airflow Tempered Glassのレビューです。
- Corsair 4000D Airflowのスペック
- Corsair 4000D Airflow各部の詳細
- Corsair 4000D Airflowで実際に組んでみてのレビュー
はじめに総合評価をお伝えします。
- 高エアフロー
- スルーホールが多く組みやすい
- 裏配線スペースも十分
- メッシュパネルの掃除が大変
- IOポートが天板に付いているので埃が気になる
Corsair 4000D Airflow の基本スペック
サイズ 奥行453mm x 幅230mm x 高466mm
Corsair公式サイト
対応マザーボード Mini-ITX, Micro-ATX, ATX,E-ATX
対応電源ユニット 最大180mm
対応グラフィックスカード 最大360mm
対応CPUクーラー 最大170mm
拡張スロット数 7+2
3.5 ドライブベイ x 2
2.5 ドライブベイ x 2
I/Oポート USB 3.1 Type-C x 1,USB 3.0 Type-A x 1
I/Oポート オーディオ入出力 3.5mmヘッドセットジャック x 1
付属ケースファン フロント 120mm x 1
付属ケースファン リア 120mm x 1
対応ケースファン フロント 120mm x 3 / 140mm x 2
対応ケースファン トップ 120mm x 2 / 140mm x 2
対応ケースファン リア 120mm x 1
対応ラジエータ フロント 280 / 360mm
対応ラジエータ トップ 240mm
対応ラジエータ リア 120mm
Corsair 4000D Airflow の外観
フロントパネル
メッシュパネルは手間に引っ張ると外れます。
中には、マグネット式のダストフィルターが装着されています。
ダストフィルターには補助フレームが無く、大きなフィルター一枚で構成されています。
フィルターが経たってきたり、静圧の強いファンを搭載するとファンに接触する個体が発生しそうです。
トップパネル
天板にもマグネット式のダストフィルターが備わっています。
後方に黄色のベロが付いているので脱着が簡単です。
インターフェース
電源スイッチ、USB Type-A,Cポートがそれぞれ1つ、3.5mmヘッドセットジャック、リセットスイッチがあります。
IOパネルが天板に付いているので埃の侵入が気になります。
長い時間USBポートに接続しない場合には、保護キャップの装着をおすすめします。
リアパネル
拡張スロットは7つです。
隣に縦の拡張スロットがありますが、これは縦置きグラボ用のスロットです。
ボトムパネル
後方にダストフィルターが設置されています。
ダストフィルターは後方にスライドすると外れます。
脱着にはPC後方にスペースが必要になります。
右サイドパネル
本体右側は裏配線スペースになっています。
実測したところ、裏配線スペースは深さ約25mmでした。
- 2.5インチドライブはマザーボード裏に二つ設置可能
- 3.5インチドライブは下段ドライブケージ内に2台設置可能
ドライブケージは前後2段階の位置調整や、取り外すことも可能です。
左サイドパネル
ボトムシュラウドの上に2つ配線用のスルーホールが空いています。
マザーボードの右側にも配線用のスルーホールがあります。
こちらは長方形に大きく空いていますが、手前に構造物があるので正面から見ると穴は隠れて見えません。
付属品
ベルクロ3つ(ケーブルまとめ用)インシュロック、固定ネジ類が付属しています。
(ベルクロはケースにも設置されているため、合計6つになります)
外箱
Corsair 4000D Airflow でPCを組んでみた感想
全高と奥行は500mm未満で比較的コンパクトなミドルタワーですが、幅が230mmと大きめなので裏配線スペースも十分で組み立て易いケースでした。
静音性はそれなり
エアフロー重視のモデルなので、静音性はあまり望めません。
天板もメッシュパネルなので、ファンの音は気になります。
(ファンの性能に依ります)
3.5インチドライブケージは防振ラバー等は無くビスで直接固定する為、HDDを搭載した場合は「カリカリ」と動作音が目立ちます。
また、2つ搭載した場合はドライブとドライブの間が狭い為、太く硬い電源ケーブルを使用する場合は苦労します。
柔らかいSATA電源ケーブルの使用をおすすめします。
フロントダストフィルターがファンに接触するかも
その他気になる点として、フロントダストフィルターのクリアランスです。
フロントダストフィルターは金属では無く柔らかい素材で構成されています。
また、フレームは外周のみで、フィルターが経たってきたり、静圧の高いファンを使用した場合に、フィルターがファンに接触する恐れがあります。
ただ、この辺りは個体差もありますね。
(個人的にクリアランスが少なく不安に感じました)
デザインは無難でスタイリッシュ
完成時、見た目は非常にスタイリッシュに仕上がります。
内部が見える左サイド(スモークガラスパネル)には構造物が少なくシンプルです。
マザーボード右側のスルーホールからはマザーボード用電源ケーブルを通すことになりますが、スルーホールは正面から見るとカバーで覆われており、見た目スッキリです。
最後に
今回はCorsairのミドルタワーPCケース4000D Airflowをレビューしました。
非常に組み易くシンプルなケースなので、自作PCにまだ慣れていない方にもおすすめ出来るモデルでした。
YouTubeにもレビュー動画を投稿しています。細部が気になる方には動画視聴がおすすめです。
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