YAMAHAのオーディオインターフェイス、AG03のエフェクターの使い方を解説していきます。
YAMAHA AG03について
YAMAHA AG03にはいくつかのエフェクターが内蔵されており、スイッチによりON/OFFが可能です。
今回はこのエフェクター機能を解説していきます。

配信中の盛り上がるポイントでエコーをかけたり出来るよ。
AG03の基本的な使い方については「YAMAHA AG03の簡単な使い方【ゼロから始める配信生活】」をご覧ください。
YAMAHA AG03 エフェクターの操作方法
AG03はCH1にエフェクター用のボタンが2つ備わっています。
エフェクター機能の調整は後述するAG DSP Controller(PCアプリ)で行います。
CH2の2G入力にもエフェクターが備わっていますが、AG03本体では操作できません。
CH2の2GはAG DSP Controllerでのみ設定可能です。
COMP/EQボタン

コンプレッサー、イコライザーのON/OFFボタンになります。
コンプレッサーは音の圧縮を行います。
簡単に云うと、大きい音を小さくして大きい音と小さい音の音量差を少なくします。
(音量差が少なくなるので、聞き易くなります)
イコライザーは音質の調整に使用します。
低域を削ってすっきり聞こえ易くしたり、足りない帯域を強調して音質を整えます。
EFFECTボタン

初期ではリバーブが設定されています。
エコーと同様の効果で音が響いて聞こえます。
配信中、特定のポイントで使用することが多い機能です。
音質上げるならコンデンサーマイクで録音しよう!
音声や楽器の録音で音質に悩んでいませんか?
そんな時は、マイクをコンデンサーマイクに変更するのがおすすめです。
最近は安価でコスパの高い製品が多数存在するので、きっとピッタリなマイクが見つかりますよ。
ここからはコスパの高いマイクから定番のマイクまで、おすすめのコンデンサーマイクを紹介していきます。
指向特性 単一指向性
周波数特性 20~20,000Hz
感度(0dB=1V/1Pa、1kHz) −37dB
最大入力音圧レベル(1kHz THD1%) 144dB S.P.L.
SN比(1kHz、1Pa) 71dB以上
出力インピーダンス 100Ω平衡
電源 ファントムDC48V
消費電流 2mA
質量 345g
指向特性 単一指向性
周波数特性 20~20,000Hz
感度 -32dB(25.1mV)(0dB=1V/Pa, 1kHz)
出力インピーダンス 100Ω
ノイズ 12dB SPL
SN比 82dB(1kHz at 1Pa、A特性)
ファントム電源 48VDC、4.2mA
質量 360g
指向特性 カーディオイド
周波数特性 20Hz~20kHz
開回路感度 -34dB re 1V/Pa
最大音圧レベル 136dB SPL(パッドOFF、THD0.5%)
等価雑音レベル 13dB SPL(Aウェイト)
パッド 0/20dB
ローカットフィルター Flat/160Hz(6dB/oct)
インピーダンス 200Ω以下
電源 ファンタム DC12~52V/2mA以下
端子 XLR(3P)
寸法(W×H×D) 56×160×43mm
質量 300g
YAMAHA AG03 エフェクターの設定方法
AG03に搭載されているエフェクターは「AG DSP Controller」というアプリで設定可能です。
順を追ってAG DSP Controllerの使い方を紹介します。
- 1ダウンロード・インストール
AG03公式サイトからAG DSP Controllerのインストーラーをダウンロードします。
MAC、Windows用に用意されているのでシステムに合わせてダウンロード、インストールします。AG DSP Controllerのダウンロードリンク - 2モード選択
AG DSP Controllerには以下2つのモードが用意されています。
・EASYモード 直感的で簡単設定可能
・EXPARTモード 詳細設定可能AG DSP Controller上部にモード切替ボタンがあります。
モード切替ボタン - 3-1EASYモードについて
EASYモード CH1 MIC TONE
右に回すと音声に向いた設定になります。AMP SIM
CH2 2G接続のアンプシミュレーターの設定です。
右に回すとエレキギターサウンドになっていきます。EFFECT
右に回すとリバーブの効きが強くなります。 - 3-2EXPERTモードについて
EXPERTモード CH1のコンプレッサーとイコライザーがAG03本体のCOMP/EQボタンの設定です。
EFFECTはAG03本体のEFFECTボタンの設定です。
CH2/2Gはコンプレッサー、イコライザー、アンプシミュレーターの設定が可能です。
CH2/2GのエフェクターはAG03本体でコントロールできません。EXPARTモードの詳細はAG03公式サイトの記載が参考になります。
最後に
今回はYAMAHA AG03の使い方を紹介しました。
エフェクターを使うことで、配信が華やかになります。
使い方をマスターしてご自身の配信に反映していきましょう。
Comment
初めまして。とても参考になる記事、ありがたいです。
今、AG03を使用して弾き語り動画を作成しています。
これからライブ配信も始めようとしているのですが、
AG03でエフェクトボタンを押すと、自分のヘッドホンからはリバーブがかかって聞こえますが、
視聴者側にはリバーブがかかっていない音が流れているようです。
調べてみても解決策がわからず、
質問させて頂きました。
インプットミックスやループバックを試しても変わらずなのです。
どのようにしたら視聴者側にもエフェクトがかかった音を配信できるのでしょうか?
お時間のある時にお返事いただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
接続、配信の状況が解らないので回答できませんが、正しい接続、設定状態でモニター側にリバーブが掛かっているのであれば、配信側にもエフェクトは乗ります。
配信側の音は、ご本人が確認されましたか?
リバーブの掛かりが浅く視聴者にとってはリバーブが掛かっていないだけ、ということは無いでしょうか?
また、AG03内蔵エフェクトはCh1のみ有効であることもご確認下さい。