はじめに
HHKB Studioは、PFUの人気キーボード「HHKB」シリーズの最新モデルです。
従来のHHKBの特徴である「コンパクトなプロ向けキーボード」を継承しつつ、ポインティングスティックとジェスチャーパッドを搭載することで、より作業効率を向上させたモデルです。
本記事では、HHKB Studioを実際に使用した感想を踏まえて、そのメリット・デメリットを徹底解説します。
HHKB Studioの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
- HHKB Studioのメリット・デメリット
- HHKB Studioの新機能「ポインティングスティック」と、「ジェスチャーパッド」の使用感
HHKB Studioのメリット
タイピングの快適性
HHKB Studioは、従来のHHKBに採用していた「静電容量無接点スイッチ」を採用せず、一般的なメカニカルキーボードに採用される「機械式スイッチ」を搭載しています。
HHKB StudioはKailhのリニアスイッチを搭載していますが、このスイッチがすごく快適なんです!
公式からは発表されていないようですが、見たところKailhのSilent Pinkスイッチのカスタムモデルのようです。
ただSilent Pinkスイッチよりも重く感じるので、押下圧は45g前後で調整されているようです。
HHKB Studioのスイッチの特徴は、打鍵感と静音性に優れていることです。
特に静音性は、静音性に優れたHHKB Professional HYBRID Type-Sよりも明らかに静かです。
HHKB Studioの打鍵音については以下の動画でご確認ください。
打鍵感については、静電容量無接点スイッチと比較すると、底打ちするまでリニアな感触で自然です。
HHKB Professional HYBRID Type-Sのレビューについては、以下の記事をご参考ください。
作業効率の向上
HHKB Studioは、ポインティングスティックとジェスチャーパッドによって、マウスレスでの操作が可能になりました。
ポインティングスティックは、指先で軽く動かすだけで、カーソルをスムーズに操作できます。
ポインティングスティックのおかげで、マウスがなくても問題ないし、ホームポジションから手を離す必要がないから作業効率がすごく上がるよ。
ジェスチャーパッドは、指でスワイプ操作を行うことで、スクロールや拡大縮小などの操作が可能です。
ただ、繊細な操作が難しいので音量変化などの大ざっぱな操作の登録をおすすめします。
カスタマイズ性の高さ
HHKB Studioは、キースイッチやキーキャップ、キーマップなどのカスタマイズが可能です。
キースイッチについてはホットスワップに対応しているので、半田付けの必要がなく簡単に交換できます。
好みのキースイッチに交換できることは、今までのHHKBシリーズには無かった機能だね。
キーマップの変更については今までのHHKBでも対応していましたが、HHKB Studioではプロファイル4種類、Fnのレイヤーが4つ使えるので、合計16レイヤーものカスタマイズが可能になりました。
また、今までのHHKBでは単一キーしか登録できませんでしたが、HHKB StudioではCtrl + Aのようなコンビネーションキーの登録も可能になりました。
HHKB Studioのキーマップ変更方法については、以下の記事をご参考ください。
HHKB Studioのデメリット
価格
HHKB Studioの価格は、44,000円(税込)です。
キーボードとしては高価な部類に入るため、購入を検討する際には、価格面も考慮する必要があります。
カスタマイズ性の高さに魅力を感じない方には、あまりおすすめできない製品です。
ただ使用してみると、価格以上に価値を感じるのもHHKBシリーズの魅力でもあります。
重量・携帯性
HHKB Studioの重量は、840g(英字配列)です。
一般的な単3電池4本を搭載すると、約932gになります。
コンパクトキーボードとしては重量級で、量販されているコンパクトキーボードとしてはトップクラスで重いです。
また、一般的な60%キーボードと比較すると少しサイズが大きいため、60%用のキーボードケースが使えないこともあります。
以上のことから、コンパクトだから携帯性に優れるというメリットはありません。
むしろ携帯性が悪いキーボードになっています。
電車に揺られながら、持ち運ぶ気力は私にはありません。
ポインティングスティックの使い勝手
ポインティングスティックの使い勝手は、人によって好みが分かれるところです。
指先で軽く動かすだけで、カーソルをスムーズに操作できるというメリットがある一方で、マウスと比べると、操作に慣れるまでに時間がかかるというデメリットもあります。
ポインティングスティックは慣れてしまえば、メリットに変わります。
ただ、クリエイティブ系のアプリやゲーム用途ではマウスに劣ります。
事務作業(office系)であれば、HHKB Studioで全てをこなすことが可能だよ。
まとめ
ここまで、HHKB Studioのメリット・デメリットを徹底解説してきました。
HHKB Studioは、タイピングの快適性と作業効率の向上を両立させた、ハイスペックなキーボードです。
しかし、価格が高いことや、重量があること、ポインティングスティックの使い勝手が人によって好みが分かれるというデメリットもあります。
HHKB Studioの購入を検討している方は、メリット・デメリットをよく検討した上で、購入を決めるようにしましょう。
本記事で紹介した内容をまとめると、以下の通りです。
本記事が、HHKB Studioの購入を検討している方の参考になれば幸いです。
その他詳細については、HHKB Studioのレビュー記事で紹介しています。
YouTubeにHHKB Studioのレビュー動画を投稿しています。
合わせてご参考ください。
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