Epomaker Galaxy100 レビュー【打鍵感最高なテンキー搭載メカニカルキーボード】

Epomaker Galaxy100本体表面の写真 レビュー記事のアイキャッチ画像

「テンキー有りのメカニカルキーボードで、最高の打鍵感を味わいたい!」そんなあなたの願いを叶えるのが、今回ご紹介するEpomaker Galaxy100です。
テンキーのあるキーボードでメタルケースを採用した打鍵感の良いキーボードってあんまり無いんですよね。

本記事では、そのとろけるような打鍵感の秘密から、購入を検討中のあなたが知りたいあらゆる情報まで、余すことなく徹底レビューします。

Galaxy100
総合評価
( 4 )
メリット
  • 極上の打鍵感
  • 高いカスタマイズ性
  • トライモード接続
  • フルサイズに近いレイアウトによる高い実用性
デメリット
  • 重い

この記事は、Epomakerさんから商品提供を受けて作成しています。

目次

Galaxy100の特徴

良好な打鍵感を生み出すガスケットマウント構造

Epomaker Galaxy100ガスケット構造の拡大写真

Galaxy100の最大の特長は、そのとろけるような打鍵感です。

キーボード内部のプレートがガスケット(緩衝材)によってケースから浮いた状態で支持される「ガスケットマウント構造」を採用しています。
これにより、タイピング時に発生する衝撃や振動が効果的に吸収され、底打ち感が和らぎ、ソフトで心地よい反発性が得られます。

高いカスタマイズ性を誇るホットスワップ&VIA対応

Epomaker Galaxy100本体表面の写真 キーキャップとキースイッチを外した状態

本製品は、はんだ付け不要でキースイッチを交換できる「ホットスワップ」に対応しています。
これにより、好みの打鍵感や打鍵音に合わせて、様々な種類のキースイッチに交換することが可能です。

さらに、VIAに対応しているため、キーマップの変更、マクロの設定、複雑なレイヤーの構築など、非常に細かくキーボードの動作をカスタマイズできます。

複数のデバイスに柔軟に対応するトライモード接続

有線USB-C接続に加え、低遅延で安定性の高い2.4GHzワイヤレス接続、そして幅広いデバイスに対応するBluetooth接続のトライモードに対応しています。
これにより、デスクトップPC、ノートPC、タブレット、スマートフォンなど、使用するデバイスや環境に合わせて最適な接続方法を柔軟に選択できます。

実用性の高い少しコンパクトなフルサイズレイアウト

テンキーを含むフルサイズレイアウト(少しキーが少ないので厳密にはフルサイズではない)を採用しているため、数値入力が多い会計業務やデータ入力、特定のショートカットキーを多用するクリエイティブ作業など、幅広い用途で高い実用性を発揮します。

また、機能キーやファンクションキーもすべて網羅されているため、コンパクトなキーボードでは物足りないと感じるユーザーにとって、迷うことなくすべてのキーにアクセスできる安心感が魅力です。

スペック

キーボード本体

スクロールできます
項目Tide Alice
レイアウトUS(90%)
キー数101キー、1ノブ
キーキャッププロファイルMDA(Black) / Cherry(White)
キーキャップ素材PBT(ダブルショット/昇華印刷)
キーマウントプレート素材PP
本体傾斜約7°
チルトスタンド無し
本体サイズ40.5 x 13.78 x 3.23cm
重量約2kg
ケース素材アルミ(粉体塗装)
バッテリー容8000mAh
接続方式有線(Type-c) / Bluetooth / 無線(2.4GHz)
ポーリングレート1000Hz (USB, 2.4Ghz), 125Hz (Bluetooth 5.0)
レイテンシー2.81ms(USB), 4.72ms(2.4Ghz), 15ms (Bluetooth 5.0)
ガスケット構造対応
ホットスワップ対応
Nキーロールオーバー対応
バックライト対応
Galaxy100公式サイト

キースイッチ

Galaxy100は「Feker Marble White Switch」と「Epomaker Wisteria Linear Switch」からキースイッチが選択可能です。
このスイッチのスペックは以下の通りです。

スクロールできます
項目Feker
Marble White Switch
Epomaker
Wisteria Linear Switch
タイプリニアリニア
ピン数55
アクチュエーションポイント押下圧42±3gf45±3gf
底打ち押下圧(Bottom force)47gf±5gf62gf±5gf
アクチュエーションポイント2.0±0.3mm2.0±0.3mm
総ストローク3.5±0.3mm3.6±0.3mm
スプリング長20mm20.4mm

私はFeker Marble White Switchを選択しました。

Marble White Switchはコトコト音がたまらない!

外観

パッケージ

Epomaker Galaxy100のパッケージ写真 黒基調のデザイン

付属品

Epomaker Galaxy100付属品の写真 USBケーブル ユーザーマニュアル キーキャップ、キースイッチプラー MAC用キーキャップ2つ(OPTION / COMMAND) 替えのキースイッチ(2つ) USBレシーバーが付属している
  • USBケーブル
  • ユーザーマニュアル
  • キーキャップ、キースイッチプラー
  • MAC用キーキャップ2つ(OPTION / COMMAND)
  • 替えのキースイッチ(2つ)
  • USBレシーバー

以上が付属します。

本体

Epomaker Galaxy100本体表面の写真 レトロなグレー色
Epomaker Galaxy100本体裏面の写真
Epomaker Galaxy100本体手前側面の写真 何も配置されていない
Epomaker Galaxy100本体奥側面の写真 スイッチとUSBコネクタが配置されている
Epomaker Galaxy100本体左側面の写真 何も配置されていない
Epomaker Galaxy100本体右側面の写真 何も配置されていない

本体奥側面に接続方式切替スイッチと、USBコネクタが備わっています。
MAC/WINの切り替えスイッチが搭載されているモデルが多いですが、このモデルには搭載されていないので注意です。

Epomaker Galaxy100本体奥側面、スイッチ部分の拡大写真

背面の加飾プレートと奥側面のロゴプレートは樹脂製で、デザイン上のアクセントになっています。

このキーボードを持ち歩く方は少ないと思いますが、USBレシーバーを収納する構造は本体にはありません。

ロータリーエンコーダ

Epomaker Galaxy100ロータリーエンコーダの拡大写真 丸く天面は平ら

ローターリーエンコーダは、初期状態では回すと音量 / 押すとミュートが設定されています。
この機能は後述するVIAでカスタマイズすることが可能です。

回す・押す、ともにタクタイル感がありますが、回す操作は静かでほとんど音がしません。

内部構造

Epomaker Galaxy100ロータリーエンコーダを外した写真
Epomaker Galaxy100本体表面の写真 トップケースを外した状態
Epomaker Galaxy100を分解した写真 ボトムケースにバッテリーが固定されている
Epomaker Galaxy100を分解した写真 PCBをサンドウィッチしている素材が見える

ノブを外して、裏面のネジを外すとケースを分解可能です。

内部はPCBを様々な素材でサンドするサンドウィッチ構造(5層)となっています。

各層は以下の通りです。

  • Poron sandwich pad
  • IXPE switch pad
  • PET sound enhancement pad
  • EMDP switch socket pad
  • PET bottom pad

吸音効果は十分で、いやな金属の反響音は軽減されています。

打鍵音については後述の打鍵音動画で確認可能です。

ライティング

バックライトは一般的で、キー部分が光ります。
ノブ部分は光りません。

また後述するソフトウェアでカスタマイズすることが可能です。

バックライトライティングについては以下動画で確認できます。

特殊キーの一覧

Galaxy100は特定のコンビネーションキーで特殊操作が可能です。

以下に一覧にしているのでご参考ください。

Epomaker Galaxy100の特殊キーの一覧
Epomaker Galaxy100の接続方式の切り替え方法の一覧表

カスタマイズについて

Galaxy100はVIAを使用してキーマップをカスタマイズします。

JSONファイルをダウンロードしたらしたらVIAにアクセスして読み込もう。

Epomaker Galaxy100をVIAに接続した画像 キーレイアウトが表示されている
VIAに接続した状態

カスタマイズ出来る項目は以下の通りです。

  • キーマップの変更
  • MACROの登録
  • ライティングの設定

レイヤー数は5つとなっています。

カスタマイズ手順については以下の記事で紹介しています。

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使用感

Galaxy100をしばらく使って感じたポイントを紹介していきます。

打鍵感

かなり良い!

まず本体の質量がハンパ無い!
大きなメタルケースですから安定感も凄く、コトコトクリーミーな打ち心地がたまりません。

Galaxyシリーズはサイズ違いで複数展開されていますが、Galazy65とはかなり違う打鍵感です。
Galazy65はサンドウィッチ構造のレイヤーが多く、かなり静かな打鍵音ですが、Galaxy100は音がそれなりに大きく、音も楽しむ傾向です。

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また、マウントプレートが柔らかいPP素材なのでタッチはかなり柔らかいです。
打鍵音と相まって非常に気持ち良い!

疲労感も軽減されるので長時間タイピングする方にもおすすめです。

打鍵音については以下動画で確認可能です。

レイアウトについて

テンキーやファンクションキーが搭載されているので、一見すると一般的なフルサイズキーボードに感じますが少し違います。
一般的なフルサイズキーボードはメインキーの隣に独立したアローキーエリアとテンキーがありますが、Galaxy100はアローキーが65%キーボードのようにメインエリアに浸食しています。

そうなんです!
このキーボード、テンキーも搭載されているのに一般的なフルサイズキーボードと比べると幅が小さくコンパクトになっています。

フルサイズだと幅45cm位になるけど、Galaxy100は約40cmと少しコンパクトなんだね。

さ・ら・に!
少しコンパクトな90%キーボードってメインキー、アローキー、テンキーそれぞれの隙間と潰してしまうキーボードが多いですが、Galaxy100は隙間が設けられています。

ということは、少しコンパクトだけどタッチタイピングがやりやすいキーボードなんです!

テンション上がるデザイン

Galaxy100は3種類のカラー展開があります。

カラーは以下の通り。

  • Black
  • Grey
  • White Purple

どれも魅力的ですが、私のおすすめは断然Grey!
淡い色使いで、レトロな雰囲気は気分上がります!

他の色もカッコイイんだけどね。

注意点

持ち運ぶことは考えないこと!

大きいことと、何より2kgと重いので常設キーボードとして使用しましょう。

鈍器になるような重さ

最後に項目毎の評価をお伝えします。

打鍵感
悪い
良い(気持ち良い)
カスタマイズ性
低い
高い
使い勝手
悪い
良い
コスパ
悪い
良い(お買い得)
総合点
悪い
良い

Galaxy100のレビューまとめ

今回はEpomaker Galaxy100をレビューしました。

フルサイズキーボードで打鍵感の良いキーボードってあまり無いので、普段からフルサイズキーボードを使っている方にはおすすめできます。
デメリットとして重量を上げましたが、フルサイズキーボードを持ち歩く方は多くないので、デメリットに感じない方がほとんどかと思います。

ホットスワップ対応による自由なスイッチ交換、VIAによる高いカスタマイズ性、そしてトライモード接続と、便利な仕様はてんこ盛りなので良い選択肢になるかと思います!

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この記事を書いた人

IT技術者でありDTMer
EDMの作曲を始めたところ楽しさに気づき、ロック以上にハマっています。
楽器はギターを弾いており、バンドではギタリストとしても活動しています。

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