KV331 Audio SynthMasterとは
SynthMasterは3つのグレードで展開されているソフトウェアシンセサイザーです。
またの名を『怪物シンセサイザー!』
・SynthMaster
通常版
・SynthMaster player
SynthMasterの廉価版
・SynthMaster One
今回紹介するグレードで通常版とデザイン、出音が異なります。
SynthMasterとは別のシンセサイザーと考えて下さい。
SynthMaster Oneの特徴
設定項目が一画面にまとまっている
オシレーター、フィルター、エンベロープ、LFO、エフェクター等、音作りが一画面で完結できます。
SERUMほどではありませんが、各設定はグラフィカルに表示されるので変化が解り易い点もポイントです。
また、多くの設定項目はダイヤルとフェーダーが用意されており、直感的かつ状態把握が容易です。
プリセットが豊富
SynthMaster系の特徴ですが、標準プリセットが膨大に用意されています。
SynthMaster Oneには1200以上のプリセットが搭載されています。
またプリセットの音も良く、即戦力の音が沢山あります。
プリセットが沢山あると管理が大変ですが、SynthMasterはプリセットブラウザのデザインも良いです。
楽器やスタイル(ジャンル)の他、お気に入りボタンも用意されているので短時間で目的のプリセットに辿り着けます。
音が太い
アナログシンセサイザーのように音が太く、他の音に埋もれない出音です。
特にリードに扱いやすい音質です。
SynthMaster Oneを使ってみて
まずびっくりするのが、プリセットの数と質です。
シンセサイザーの音作りに慣れていない段階でも、簡単に迫力のある音が出せます。
設定は一画面にまとまってはいますが、シンセサイザーに慣れていない方にはダイアルが沢山並んでいているので難しく感じるかと・・・
シンセサイザーの基本的な知識が備わっている方には、非常に扱いやすいプラグインと思います。
インターフェイスデザインの点ではSERUMに分がありますが、プリセットの数についてはSynthMasterが圧倒的に豊富です。
まとめると・・・
シンセサイザーの勉強にはSERUMをおすすめします。
手っ取り早く良い音が欲しいのであればSynthMaster Oneをおすすめします。
各設定の掛かりが強く、変態的な音も簡単に作れるシンセサイザーです。
最後に
今回はKV331 AudioのSynthMaster Oneを紹介しました。
非常に安価ですが、出音の幅が広くコスパの高いシンセサイザープラグインでした。
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