QCY H3Sレビュー:ワイヤレスヘッドホンの価格破壊!気になる音質・ANC・装着感を確認

QCY H3s本体の写真 ヘッドバンド部を除いて白一色でシンプルな外観

今回はQCYの新しいワイヤレスヘッドフォンH3Sをレビューします!
セール時5,000円台という信じられない価格ながら、高性能なアクティブノイズキャンセリング(ANC)と高音質を実現したワイヤレスヘッドホンです。

「安すぎて不安」「本当に価格破壊レベルの性能なのか?」と疑問に思っている方も多いでしょう。
本記事では、そんなあなたの疑問を解消すべく、QCY H3Sを使い込みました。

気になる音質の傾向、ANCはどこまで使えるのか、そして長時間つけても疲れない装着感はどうなのか、
購入を検討している方が知りたい情報を、忖度なしの正直レビューでお届けします。

QCY H3S
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 魅力的な価格帯
  • 価格以上のノイズキャンセリング性能
  • 価格以上の音質
  • 専用アプリでカスタマイズ可能
  • 最大102時間再生のバッテリー
  • マルチポイント接続対応
デメリット
  • 側圧が少し強め
  • ヘッドバンド部分のデザインが独特
  • 外音取り込みは使えるが音質は微妙

この記事はQCYさんから商品提供を受けて作成しています。

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目次

基本スペック

スペックを確認する
スクロールできます
項目QCY H3S
ドライバー400mm + 13mmダイナミック
本体サイズ200x160x80mm
重量約240g
Bluetoothバージョン6.0
対応プロトコルHFP/A2DP/AVRCP
バッテリー容量750mAh
バッテリー持続時間102時間(ANCoff)/58時間(ANCon)
ANC対応(-56db)
マルチポイント接続対応
ハイレゾ対応
LDAC対応
グレー、ブラック、ホワイト
QCY公式サイト

外観をチェック

パッケージ

パッケージを確認する
QCY H3sのパッケージの写真 白基調のシンプルなデザイン
QCY H3sのパッケージの写真 外箱を外して梱包状態を確認

付属品

付属品を確認する
QCY H3sの付属品の写真 付属するケーブルは本体色と異なる黒色だった

本体の他に以下が付属します。

  • 充電用USB-typeCケーブル
  • マニュアル

本体

QCY H3s本体の写真 ヘッドバンド部を除いて白一色でシンプルな外観
QCY H3sのヘッドバンド部を拡大した写真 金属がむき出しとなっている

本体はシンプルなデザインです。
本体のほとんどはテーマカラーとなっていますが、ヘッドバンドの外側は金属のフレームがむき出しです。
このデザインは好き嫌いがわかれそうです。

H3シリーズの踏襲仕様ですが、イヤーカップ部分は折りたたむことができるので、持ち運ぶ際にコンパクトで便利です。

QCY H3sの右イヤーカップを拡大した写真 コネクタやボタンが集約されている
右イヤーカップ
QCY H3sの左イヤーカップを拡大した写真 マイク穴以外、何も配置されていない
左イヤーカップ

イヤーカップ内側に左右を示すL,Rが示されています。
左イヤーカップにはボタン類はありません。
ボタン類は右イヤーカップに集約されています。

ボタンは以下の通りです。

  • ANC
  • 電源(マルチファンクション)
  • 音量(+,-)
  • このボタンの機能は後述するアプリでカスタマイズ可能です。

右イヤーカップにはボタンの他、充電用のUSB Type-cコネクタがあります。

H3 Proとの本体比較画像を確認する
QCY H3sとH3 Proを並べた写真 H3 Ptoはゴールドの加飾部品があり高級感がある
QCY H3sとH3 Proを並べた写真 H3 Proはヘッドバンドがクッションと同素材で覆われているが、H3sは金属がむき出しになている

H3 Proと比較すると、Proはゴールドの加飾部品もあり高級感があります。
H3Sの見た目は廉価版のように見えます。

QCY H3Sの音質レビュー:価格を超えた実力は本当か?

そっと装着して音楽を再生する・・・価格からは想像できないほどの音質にびっくりした。
多くの方がそう思うだろう。

私はH3 Proもレビューしていたので価格帯が下となるH3Sは単なる廉価版だろうと思っていました。
みなさんもそう思うでしょう。

でも違った。明らかにH3 Proよりも音質が良い。
いい意味で裏切られました。

アプリでイコライザーも調整できますが、デフォルトの状態でいい。
若干低域が強く感じるが迫力があっていい。
LDAC設定での高域のクリア感も良い!

この音質、セール時5000円台とは思えない。
音質だけで言うなら、H3 ProよりもH3Sを強くおすすめします。

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ノイズキャンセリング(ANC)機能のレビュー:本当に使えるレベルか?

-56dBのANCは数字の通り、ちゃんと機能する。
ただ-56dBは特定周波数帯域と考えられるので、56dBのホワイトノイズを流しても無音になることはありません。

ただ、ANCについてもH3 Proを超えている。
これははっきりわかります。

繰り返すようですが、セール時5000円台のヘッドフォンのANCとは思えません。
価格以上に感じるANCでした。

装着感の確認

QCY H3sをマネキンに装着した写真 頭頂部、耳と3点でフィットしている
QCY H3sをマネキンに装着したヘッドバンド部の写真 金属がむき出しになっている

ヘッドバンド部分は柔らかい素材なので、頭頂部へのフィット感が良いです。
頭頂部、イヤーカップ、軽量な本体のおかげで装着感が良好です。

2時間程度の映画で試してみましたが、この程度であれば疲れることはありません。

ただ側圧が少し強めです。
そのおかげか、遮音性は高く感じます。

QCY H3sをマネキンに装着して右イヤーカップを拡大した写真 ボタンの位置が操作し易い位置にある

右イヤーカップのボタン位置も操作し易く、ノールックで操作可能です。

アプリについて

QCYアプリでヘッドフォンのカスタマイズが可能です。

ステータス画面

QCY H3sをアプリに接続した画像
ステータス画面ではバッテリー残量が表示される

アプリのホーム画面ではバッテリー残量が確認可能です。

サウンド画面

QCY H3sをアプリに接続した画像 サウンド画面では音質に関する設定項目が表示される
QCY H3sをアプリに接続した画像 サウンド画面では音質に関する設定項目が表示される

サウンド設定ではモード、イコライザー、ノイキャンモード、オーディオバランスが設定可能です。

ゲームモードはオーディオ、ゲーム、ムービーの3種類があります。
この中でオーディオモードでのみイコライザーの設定が可能です。
ゲームモードは無線接続での遅延が低減されるので、動画やゲームプレイで使用しましょう。

イコライザーは以下の設定が可能です。

  • 空間オーディオ
  • デフォルト
  • ポップ
  • ベース
  • ロック
  • ソフト
  • クラシック
  • カスタマイズ(32~16kHzの10バンド)

この中での私のおすすめはデフォルトです!
いじらなくても高音質・・・最高です。

ノイキャンモードは以下の設定が可能です。

  • ANC(アダプティブ)
  • ANC(騒がしい)
  • ANC(通勤)3レベル
  • 外音取り込み
  • 通常(ANC Off)

この中では騒音レベルに対して調整してくれる、アダプティブANCがおすすめです。
外音取り込みは使えますが、お世辞にもクリアではありません。あくまで使えるレベルでした。

オーディオバランスは左右の音量バランスを調整可能です。

設定画面

QCY H3sをアプリに接続した画像 設定画面では操作設定などが可能
音量ボタンの設定
QCY H3sをアプリに接続した画像 設定画面では操作設定などが可能
マルチファンクションボタンの設定
QCY H3sをアプリに接続した画像 ボタンの機能切替画面
ボタンの機能切替画面

設定の項目では、ボタンの機能変更、イヤホンを探す、ピープ音の調整、スリープ時間、接続解除後の自動電源オフ、LDAC、マルチポイントの設定が可能です。

ボタンの機能は音量の上下、マルチファンクションボタンに対して以下の変更が可能です。

  • 無効
  • 再生/一時停止
  • 曲戻り
  • 曲送り
  • 音声アシスタント
  • 音量+
  • 音量-
  • モード切替

これだけの機能ですが、ANCボタンはANCモード切替で固定されています。
ANCボタンも対応してくれたら、より便利になったと感じます。

総合評価

はっきり言おう、このヘッドフォン価格からは想像できないほどの高音質で魅力的です。
ヘッドバンド部分が少し気になるが、そんなことはどうでもよくなるほど、価格からは考えられない高音質。

ANCも対応しているし、軽量でバッテリー持ちもいいから普段使いのヘッドフォンにおすすめです。
価格も安いから、気にせず鞄に突っ込める点もいい。

ストレスフリーかつ高音質で安価、おすすめしない理由は無い。

音質
悪い
良い
長時間使用時の疲労感
感じる
感じない
装着感
悪い
良い
携帯性
悪い
良い
ANC
悪い
良い
総合点
悪い
良い

QCY H3Sレビューのまとめ

本記事では、価格破壊のワイヤレスヘッドホン「QCY H3S」の音質、ANC性能、そして装着感について、レビューしてきました。

結論として、QCY H3Sは「予算を抑えつつ、日常の雑音から解放されたい」というあなたの願いを、非常に高いレベルで叶えてくれるヘッドホンです。
もちろん、数万円する高級機には及ばない点もありますが、この価格帯でこれほどのパフォーマンスを発揮するモデルは、他には見当たりません。

レビューを読み、ご自身の使用目的と照らし合わせて「これなら使える!」と感じたなら、迷わず試す価値があります。
というか、試してほしい。
ぜひ、この価格破壊の感動を体験してください!

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この記事を書いた人

IT技術者でありDTMer
EDMの作曲を始めたところ楽しさに気づき、ロック以上にハマっています。
楽器はギターを弾いており、バンドではギタリストとしても活動しています。

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