この記事ではEpomaker Tide49をレビューします。
このキーボードは製品名にある通り、キーの数が49で40%キーボードと呼ばれます。
60%でもコンパクトなのに40%って大丈夫?
と、思うのも当然だと思います!
でも安心してください!
分割スペースバーとVIAによるカスタマイズで、想像以上に便利なキーボードなんです。
40%キーボードの世界を知りたい方にとって、この記事が購入の参考になれば幸いです。
さあ、一緒にその実力を探っていきましょう!

- コンパクトで省スペース
- カスタマイズ性の高さ(VIA対応)
- ホットスワップ対応
- スタイリッシュなデザイン
- キー数が少なく慣れが必要
- コンパクトだけど重い
- 初期設定に時間がかかる
この記事は、Epomakerさんから商品提供を受けて作成しています。
Epomaker Tide49の特徴
コンパクトな40%レイアウト
フルサイズキーボードの約40%のキー数で構成されており、最小限のスペースで効率的なタイピングが可能。ミニマルなデザインが好きな人にぴったり。
高度なカスタマイズ性(VIA対応)
VIAソフトウェアを使用して、キーのリマッピングやマクロ設定が可能です。
自分好みに最適化できるため、作業効率が向上します!
ホットスワップ対応スイッチ

スイッチを簡単に交換できるため、打鍵感を自由に調整可能です。
好みのスイッチを試しながら、自分に合ったキーボードを作り上げることができますよ。
高品質なビルドとデザイン
丈夫なケースと洗練された外観を備えており、スタイリッシュなデスク環境を演出できます。
キーキャップのデザインも秀逸で、スタイリッシュなケースと可愛いキーキャプが調和しています。
持ち運びやすいサイズ
コンパクトなので、外出先でも快適に使用可能。モバイルワークやカフェでの作業にも適しています。
ただ、重量には注意ね。
基本スペック
キーボード
項目 | Tide49 |
---|---|
レイアウト | US(40%) |
キー数 | 49キー |
キーマウントプレート素材 | FR4 |
キースタビライザー | プレートマウント |
チルトスタンド | 無し |
本体サイズ | 283 x 95 x 38.4mm |
重量 | 約1kg |
本体傾斜 | 約5° |
ケース素材 | 6063アルミ |
接続方式 | 有線(Type-c) / Bluetooth / 無線(2.4GHz) |
バッテリー容量 | 3000mAh |
バッテリー使用時間 | 10時間(バックライト点灯)/110時間(バックライト消灯) |
ポーリングレート | 1000Hz (USB, 2.4Ghz), 250Hz (Bluetooth 5.0) |
レイテンシー | 2ms(USB), 10ms(2.4Ghz)20ms (Bluetooth 5.0) |
ホットスワップ | 対応 |
Nキーロールオーバー | 対応 |
バックライト | 対応 |
キースイッチ
Tide49は「Epomaker Zebra Switch」が採用されています。
ひとことで言うと、コトコトクリーミーな打鍵感のスイッチです。
下記記事でレビューしているので、気になる方はご参照ください。

外観・デザイン
パッケージ

付属品

- マニュアル
- キースイッチ/キーキャッププラー
- 充電兼有線接続用USB-Cケーブル
- 予備キースイッチ x 2
- プラスドライバー
- 六角レンチ
以上が付属します。
プラスドライバーと六角レンチはキーボードを分解する場合に使用します。
(通常は使用しません)
本体






コンパクトなケースとキーキャップの印字が可愛くて、ついタイピングしたくなるデザインです!
本体裏のミラー加工された金属プレートは高級感がありますが、指紋は目立ちます。
電源スイッチ、USBコネクタ

本体左奥側面に、電源スイッチとUSBコネクタが配置されています。
USBレシーバー収納


本体右奥側面に、USBレシーバーを収納する窪みがあります。
また磁石が内蔵されているので、レシーバーはスチャッと気持ちよくはまります!
内部構造



5層のサンドウィッチ構造になっていて、不快な金属音を吸収し良好な打鍵音を生んでいます。
分解する場合は、ケース裏4隅にあるねじを付属の六角レンチで外すとケースが外れます。
以下各レイヤーです。
- Sandwich Pad
- IXPE Switch Pad
- PET Sound-Enhancement pad
- Poron case foam
- PET insulation pad
よくある素材ですね。
注意点として、基板裏のポロンフォームにPETシートが接着されているので剥がさないように注意しましょう。
ライティングについて
バックライトライティングは特殊キーまたはVIAにてカスタマイズ可能です。
(カスタマイズについては後述します)
バックライトパターンについては以下の動画で確認できます。
特殊キーの一覧
Tide49は特定のコンビネーションキーで特殊操作が可能です。
以下に一覧にしているのでご参考ください。

カスタマイズについて
Tide49はVIAを使用してキーマップをカスタマイズします。
VIA用のJSONファイルについてはTide49JSONファイルサイトで公開されています。
JSONファイルをダウンロードしたらしたらVIAにアクセスして読み込もう。

カスタマイズできる項目は以下の通りです。
- キーマップの変更
- レイアウトの変更(分割スペースバー/ロングスペースバー)
- マクロの登録
- ライティングの設定
キーマップは7レイヤー使うことができます。

40%でいろいろなレイヤーが必要になるから助かるよね!
カスタマイズ手順については以下の記事で紹介しています。


使用感レビュー
Tide49をしばらく使ってみての感想を紹介します。
打鍵感について
めちゃくちゃいい!
FR4プレート、アルミケース、サンドウィッチ構造、ガスケット構造により最高の打鍵感です。
Tide49と同じくアルミケースを採用したP75と比較すると、かなり気持ち良いです!





この打鍵感、癖になる!!
打鍵音についても不快な音は軽減されているので、多くの方が快感を感じるレベルかと。
詳しくは以下の動画で確認してみてね。
機能性について
ハード的にはいたってシンプルです。
USBレシーバーも本体に収納できるから、持ち運びの際に便利だよね。
気になる点としては、チルトスタンドが無い点ですね。
本体は5°の傾斜がありますが、キーキャップのプロファイルにより手前列の背が高く、平らな面をタイピングするような感じです。
ただ、ホームポジションから奥には1列しか無いので特に違和感はありません。
40%レイアウトについて
使う前からわかっていたことですが、かなり独特です。
私は長年60%キーボードを愛用していますが、使いこなすにはキーマップの最適化と慣れが必要です。
キーマップの基本的な設定としては、分割スペースバーの中央と左右のどちらかにレイヤー切替キーを配置することです。
それぞれのレイヤーの最上段列(QWERTY列)に、数字キーとファンクションキーを配置することをおすすめします。
この変更を行えば大抵の作業は問題無くこなせますが、ゲーム用途の場合は、はっきりいっておすすめしません。
ゲームの場合、WASD移動、SHIFTダッシュ、CTRLしゃがみ、スペースジャンプ、TABメニュー、ESC画面閉じる、数字でショートカットと、左手ホームポジションのキーをフル活用しますが、40%キーボードでは足りないです。
足りない分を、レイヤー切替のコンビネーションキーでまかなうことになりますが、ややこしい点と同時押しで指が足りなくなります。
その他、気付いた点ですが最上段列(QWERTY列)が通常レイアウトと比較すると左にオフセットしています。
(特殊キーの大きさの関係でこうなっています)
この点は、タッチタイピングしても特に問題ありませんでした。
先に紹介した打鍵音確認動画は、開封直後に撮影しましたが特に違和感無くタイピングできました。


Q列A列Z列のズレが同一(0.5u)なので、むしろこっちのほうが指の動きに合っているかな。
携帯性について
40%キーボードなので、サイズはかなり小さく持ち運び易いように感じますが重量に注意です。
重量1kgなので、リュックに入れる分には耐えられるかなといったレベルです。
片方の肩にかけるバックでは、長距離の移動はキツイ印象です。
もちろん個人差あります。
最後に総合評価をお伝えします。
まとめ
今回はEpomaker Tide49の実際の使用感や特徴を詳しくレビューしました。
40%キーボードは本当に使いこなせるのか、便利なのかについて、少しでもイメージが湧いたでしょうか?
コンパクトながらもカスタマイズ性に優れ、慣れれば快適に使えることが分かりました。
ただ、キーの少なさゆえに使いこなすまでに設定と慣れは必要です。
とはいえ、ミニマルでスタイリッシュなデザイン、持ち運びのしやすさなど、多くの魅力が詰まったモデルです。
Epomaker Tide49を選ぶかどうか、ぜひじっくり検討してみてください!
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