この記事ではEpomakerのTide Aliceメカニカルキーボードをレビューします。
「なんだこの形!?」初めてEpomaker Tide Aliceを目にした時、そう思った方もいるのではないでしょうか。
左右に分離した独特なアリス配列は、手首への負担軽減が期待される一方、「使いこなせるの?」という疑問・不安も浮かびますよね。
この記事では、そんな個性的なメカニカルキーボード「Epomaker Tide Alice」を徹底レビューします。
購入を検討しているけれど、その特殊な形状に一歩踏み出せないあなた。
ぜひこの記事を読んで、Epomaker Tide Aliceの魅力と実力をご確認ください。

- エルゴノミクスデザイン
- 優れた打鍵感
- カスタマイズ性
- コンパクトなサイズ感
- 慣れが必要な配列
- キーキャップの選択肢が限られる
- 持ち運びにはやや不向き
この記事は、Epomakerさんから商品提供を受けて作成しています。
製品の特長
エルゴノミクスに配慮したアリス配列
左右に分離したキー配置により、手首の自然な角度を保ち、長時間のタイピングにおける負担を軽減します。
優れた打鍵感
ガスケットマウント構造と5層の吸音材により、心地よい打鍵感を実現しています。
豊富な接続方式
USB-C有線、Bluetooth 5.0、2.4GHzワイヤレスのトライモード接続に対応しており、様々なデバイスとの接続が可能です。
ホットスワップ対応

ホットスワップソケットを搭載しており、はんだ付けなしで簡単にキースイッチを交換できます。
QMK/VIA対応
キーマッピング、マクロ、RGBライティングなどを自由にカスタマイズできるQMK/VIAに対応しています。
基本スペック
キーボード
項目 | Tide Alice |
---|---|
レイアウト | US(65%) |
キー数 | 66キー、1ノブ |
キーキャッププロファイル | Cherry |
キーキャップ素材 | PBT(ダブルショット) |
キーマウントプレート素材 | FR4 |
キースタビライザー | プレートマウント |
チルトスタンド | 無し |
本体サイズ | 343 x 138.5 x 30.6mm |
重量 | 約1.6kg |
ケース素材 | 6063アルミ |
本体傾斜 | 約5°(手前高さ19.5mm, 奥高さ30.5mm) |
接続方式 | 有線(Type-c) / Bluetooth / 無線(2.4GHz) |
バッテリー容量 | 4000mAh |
バッテリー使用時間 | 14時間 / 150時間(バックライト消灯) |
ポーリングレート | 1000Hz (USB, 2.4Ghz), 250Hz (Bluetooth 5.0) |
レイテンシー | 2ms(USB), 10ms(2.4Ghz), 20ms (Bluetooth 5.0) |
ガスケット構造 | 対応 |
ホットスワップ | 対応 |
Nキーロールオーバー | 対応 |
バックライト | 対応 |
キースイッチ
Tide Aliceは「Epomaker Zebra Switch」が搭載されています。
このスイッチはTide Aliceと相性抜群で、コトコトクリーミーな打鍵感のスイッチです。
下記記事でレビューしているのでご参照ください。

外観
パッケージ

付属品

- マニュアル
- キースイッチ/キーキャッププラー
- 充電兼有線接続用USB-Cケーブル
- 予備キースイッチ x 2
- プラスドライバー
- 六角レンチ
以上が付属します。
プラスドライバーと六角レンチはキーボードを分解して、カスタマイズする場合に使用します。
本体






右上にあるノブはデフォルトでは、回して音量調整、プッシュでミュート/非ミュートの切り替えが可能です。

裏面は見えなくなるけど、金属プレートかっこいい!!


本体左奥に電源スイッチとUSBコネクタが配置されています。
USBレシーバー収納構造




本体右奥側面に、USBレシーバーを収納する穴があります。
この部分には磁石が内蔵されていて、レシーバーを入れるとスチャッと気持ちよくはまります!
内部構造






5層のサンドウィッチ構造になっていて、優れた打鍵音を生んでいます。
分解する場合は、ケース裏4隅にあるねじを付属の六角レンチで外すとケースが外れます。
以下各レイヤーです。
- Sandwich Pad
- IXPE Switch Pad
- PET Sound-Enhancement pad
- Poron case foam
- PET insulation pad
Tide49と同じ構成ですね。
基板裏のポロンフォームにPETシートが接着されているので剥がさないように注意しましょう。


ライティング
RGB-LEDによるキーバックライトに対応しています。
ライティングパターンは特殊キーもしくは、VIAでカスタマイズ可能です。
ライティングパターンは以下動画で確認可能です。
特殊キーについて
Tide Aliceは特定のコンビネーションキーで特殊操作が可能です。
以下は特殊キーの一覧です。


カスタマイズについて
Tide AliceはVIAを使用してキーマップをカスタマイズします。
VIA用のJSONファイルについてはTide AliceJSONファイルサイトで公開されています。
JSONファイルをダウンロードしたらしたらVIAにアクセスして読み込もう。


- キーマップの変更
- MACROの登録
- ライティングの設定
レイヤー数は65%としては多めの7つとなっています。
使用感レビュー
Tide Aliceを実際に使用して感じたことを紹介します。
打鍵感
これは素晴らしい!
構造がTide49と同じだったので期待はしていましたが最高ですね。
スペースバーが短いので通常キーと同じ感覚でタイピングできる点が独特ですね。
(スペースキーは通常キーよりも打鍵音が静かです)
打鍵音については以下動画で確認できます。
アリス配列・レイアウトについて


思った以上に普通です!
上記の打鍵音確認動画は開封直後に撮影しましたが、タッチタイピングに慣れている方なら動画のようにタイピングできるかと思います。
タイピング中に気になった点は、Numキーの6です。
通常は右手でタイプしますが、このキーボードでは左手でタイプします。
(右手人差し指を伸ばせばタイプはできます)
なので、右手でも左手でも6が遠いです。
あともう一つありまして、Bキーが遠いです。
少しホームポジションから外れてタイプする感じです。
これ以外は指のカーブにキー配列が合っていて、気持ちよくタイピングできました。



スペースキーが分割されているので、キーマップの自由度が上がり、使い勝手はかなりいい!
カスタマイズ性について
VIAに対応しているので、キーマップのカスタマイズについては満足できます!
またホットスワップに対応しているので、キースイッチも簡単に交換できるんです。
ですが、問題となるのはキーキャップのスペースバーです。
分割されているので長さが特殊です。
通常のキーキャップセットでは手に入らない可能性が高いです。
最後に項目毎の評価をお伝えします。
Tide Aliceレビューまとめ
今回は、Epomaker Tide Aliceの魅力、特にその特徴的なアリス配列と最高の打鍵感について詳しくレビューしてきました。
独特の形状は慣れが必要かもしれませんが、一度そのエルゴノミクスデザインに馴染むと、手放せなくなる快適さがあるかも!
購入を迷っている方は、ぜひこの記事を参考に、新しいタイピング体験への一歩を踏み出してみてください。
この打鍵感・・・手放せなくなる。
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