chat GPTとBingAIの特徴
詳細についてはそれぞれの使い方の記事を投稿しているので、そちらをご覧ください。
ここでは簡単にそれぞれの特徴を紹介します。
chat GPTの特徴
Open AIが展開するサービスで最近GPT4の展開が始まりました。
GPT4についてはサブスクリプションサービスになっていて、無課金の場合はGPT3.5の使用が可能です。
対話形式で、質問に対する回答のみ得られるシンプルなチャットボットです。
学習データが2021年9月までのデータなので、それよりも新しいデータに対する質問をすると意図した回答が得られません。
Bing AIの特徴
MicrosoftのBingで提供されるサービスで、こちらも対話型のチャットボットですが、検索エンジンの利点をうまく活用しています。
回答を得た際に、データの引用元がリンク表示されるので、データの信憑性が高いです。
また、GPT4に対応していますが無料で使用できる点も特徴であります。
もう一つの特徴として、回答に対する返答案まで提示してくれます。
簡単な会話であれば、返答をクリックするだけで会話が成立します。
chat GPTとBingAIを実際に比較してみた
それぞれのサービスを個々に比較することもできますが、「ChatHub」を使用して比較してみます。
ChatHubについて
ChatHubはchromeの拡張機能で2つのチャットボットに対して同じ質問を投げかける事が可能です。
今回のように回答の比較をしたい場合にぴったりなアプリです。
記事執筆時点では、chat GPT、BingAI、Bardに対応しています。
八宝菜のレシピを聞いてみた
八宝菜は、中国料理の一種で、さまざまな野菜や肉、海鮮類を煮込んだ煮込み料理です。以下は、簡単な八宝菜のレシピです。
材料:
豚肉または鶏肉 200g
えび 100g
しいたけ 100g
にんじん 1本
タケノコ 1本
竹の皮(もしくは筍の皮) 適量
グリーンピース 適量
水晶餅 適量
オイスターソース 大さじ2
醤油 小さじ2
砂糖 小さじ1
コーンスターチ 小さじ1
水 適量
作り方:豚肉または鶏肉を1 cm角に切り、オイスターソース、醤油、砂糖、コーンスターチ、水を混ぜ合わせ、15分間漬け込む。
chat GPTに質問した八宝菜のレシピ
にんじん、タケノコ、竹の皮を1 cm角に切り、しいたけは軸を除いてスライスする。
中華鍋またはフライパンを熱し、豚肉または鶏肉を炒め、火が通ったら取り出しておく。
残りの具材を炒め、えびを加え、すべての具材が柔らかくなるまで調理する。
炒めた豚肉または鶏肉を加え、ソースを混ぜ合わせ、グリーンピースと水晶餅を加える。
ソースが煮詰まって具材にしっかりと絡んだら完成です。
お好みで、ご飯や麺と一緒に食べるのがおすすめです。
こんにちは、こちらはBingです。八宝菜のレシピをお探しですね。
八宝菜は、肉や魚介、野菜などたくさんの具材を炒めてとろみをつけた中華料理です。1 具材や味付けはアレンジしやすいので、お好みで作ってみてくださいね。
一例として、こちらのレシピをご紹介します。2
【材料】(4人分)
・長ねぎ 1/2本
・しょうが 1かけ
・にんじん 1/4本
・ゆでたけのこ 100g
・白菜 4枚
・椎茸 4枚
・うずら卵 8個
・絹さや 8本
・むきえび 8尾
・豚肉(薄切り) 100g
・スープ(水と鶏ガラスープの素) 300ml
・酒 大さじ2
・砂糖 小さじ1
・塩 小さじ1/2
・しょうゆ 大さじ1/2
・水溶き片栗粉 大さじ2
・ごま油 小さじ1【作り方】
長ねぎは斜め切りに、しょうがはみじん切りにする。にんじんは半月切りに、ゆでたけのこは薄切りにする。白菜は葉元と葉先に分けてざく切りにする。椎茸は薄切りにする。絹さやは筋を取って半分に切る。むきえびは背わたを取る。豚肉は一口大に切る。
BingAIに質問した八宝菜のレシピ
中華鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩少々(分量外)を加えてうずら卵を茹でる。殻をむいておく。
同じ鍋で絹さやをさっと茹でて取り出す。
同じ鍋で豚肉とむきえびを茹でて取り出す。
中華鍋の湯を捨ててふき、油大さじ1を熱して長ねぎとしょうがを香りが立つまで炒める。
にんじん、ゆでたけのこ、白菜の葉元、葉先、椎茸を順に加えて炒め合わせる。
全体に油がまわったらスープを加え、酒、砂糖、塩、しょうゆで調味し、2~3分煮る。
うずら卵、絹さや、(4)のむきえびと豚肉を加え、再び煮立ったら水溶き片栗粉でとろみをつけ、香りづけにごま油を加える。
以上です。いかがでしょうか?
chat GPTは学習データが古いので、データの古さに依存しない質問をしてみました。
どちらも美味しそうな八宝菜が出来上がりそうですが、うずらの卵が使われているBingAIのレシピの方がお店で提供されそうな八宝菜ですね。
顔文字やレシピ前の一言についてもBingAIの方が気が利いているといえますが、chatGPTの方がシンプルで結果が解り易いともいえます。
ということで、両者の特徴は感じられましたが得られる回答は甲乙つけがたい結果となりました。
現在の日本の総理大臣を聞いてみた
現在の総理大臣は岸田さんなわけですが、就任が2021年11月からなのでchat GPTにはデータが無いはずです。
このような質問をするとどうなるのか気になりますよねぇ。
結果は以下の通り
ChatHubで質問するとどちらも回答に問題ありませんね。
Bingの方は就任日等、より詳細な結果が得られました。
あれれ?chatGPTは古い結果が得られると思ったのですが、どうなっているのでしょう・・・
それぞれのアプリで確認してみました。
chat GPTに質問した結果
BingAIに質問した結果
やっぱりChatGPTの方は菅さんと回答してきましたね。
「私が知る限り」と保険をかけているところも面白いです。
やっぱりこういった最新のデータを参照する場合は、BingAIの方が安心出来ますね。
最後に
chat GPTとBingAIの比較を紹介しました。
どちらを使うかは、目的やニーズに応じて選択することが重要です。
現状ではBingAIに分があると私は感じていますが、みなさんはどちらのサービスを使ってみたいですか?
ぜひ、コメント欄で教えてください。
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