「テンキー有りのメカニカルキーボードで、最高の打鍵感を味わいたい!」そんなあなたの願いを叶えるのが、今回ご紹介するEpomaker Galaxy100です。
テンキーのあるキーボードでメタルケースを採用した打鍵感の良いキーボードってあんまり無いんですよね。
本記事では、そのとろけるような打鍵感の秘密から、購入を検討中のあなたが知りたいあらゆる情報まで、余すことなく徹底レビューします。

- 極上の打鍵感
- 高いカスタマイズ性
- トライモード接続
- フルサイズに近いレイアウトによる高い実用性
- 重い
この記事は、Epomakerさんから商品提供を受けて作成しています。
Galaxy100の特徴
良好な打鍵感を生み出すガスケットマウント構造

Galaxy100の最大の特長は、そのとろけるような打鍵感です。
キーボード内部のプレートがガスケット(緩衝材)によってケースから浮いた状態で支持される「ガスケットマウント構造」を採用しています。
これにより、タイピング時に発生する衝撃や振動が効果的に吸収され、底打ち感が和らぎ、ソフトで心地よい反発性が得られます。
高いカスタマイズ性を誇るホットスワップ&VIA対応

本製品は、はんだ付け不要でキースイッチを交換できる「ホットスワップ」に対応しています。
これにより、好みの打鍵感や打鍵音に合わせて、様々な種類のキースイッチに交換することが可能です。
さらに、VIAに対応しているため、キーマップの変更、マクロの設定、複雑なレイヤーの構築など、非常に細かくキーボードの動作をカスタマイズできます。
複数のデバイスに柔軟に対応するトライモード接続
有線USB-C接続に加え、低遅延で安定性の高い2.4GHzワイヤレス接続、そして幅広いデバイスに対応するBluetooth接続のトライモードに対応しています。
これにより、デスクトップPC、ノートPC、タブレット、スマートフォンなど、使用するデバイスや環境に合わせて最適な接続方法を柔軟に選択できます。
実用性の高い少しコンパクトなフルサイズレイアウト
テンキーを含むフルサイズレイアウト(少しキーが少ないので厳密にはフルサイズではない)を採用しているため、数値入力が多い会計業務やデータ入力、特定のショートカットキーを多用するクリエイティブ作業など、幅広い用途で高い実用性を発揮します。
また、機能キーやファンクションキーもすべて網羅されているため、コンパクトなキーボードでは物足りないと感じるユーザーにとって、迷うことなくすべてのキーにアクセスできる安心感が魅力です。
スペック

キーボード本体
項目 | Tide Alice |
---|---|
レイアウト | US(90%) |
キー数 | 101キー、1ノブ |
キーキャッププロファイル | MDA(Black) / Cherry(White) |
キーキャップ素材 | PBT(ダブルショット/昇華印刷) |
キーマウントプレート素材 | PP |
本体傾斜 | 約7° |
チルトスタンド | 無し |
本体サイズ | 40.5 x 13.78 x 3.23cm |
重量 | 約2kg |
ケース素材 | アルミ(粉体塗装) |
バッテリー容 | 8000mAh |
接続方式 | 有線(Type-c) / Bluetooth / 無線(2.4GHz) |
ポーリングレート | 1000Hz (USB, 2.4Ghz), 125Hz (Bluetooth 5.0) |
レイテンシー | 2.81ms(USB), 4.72ms(2.4Ghz), 15ms (Bluetooth 5.0) |
ガスケット構造 | 対応 |
ホットスワップ | 対応 |
Nキーロールオーバー | 対応 |
バックライト | 対応 |
キースイッチ
Galaxy100は「Feker Marble White Switch」と「Epomaker Wisteria Linear Switch」からキースイッチが選択可能です。
このスイッチのスペックは以下の通りです。
項目 | Feker Marble White Switch | Epomaker Wisteria Linear Switch |
---|---|---|
タイプ | リニア | リニア |
ピン数 | 5 | 5 |
アクチュエーションポイント押下圧 | 42±3gf | 45±3gf |
底打ち押下圧(Bottom force) | 47gf±5gf | 62gf±5gf |
アクチュエーションポイント | 2.0±0.3mm | 2.0±0.3mm |
総ストローク | 3.5±0.3mm | 3.6±0.3mm |
スプリング長 | 20mm | 20.4mm |
私はFeker Marble White Switchを選択しました。

Marble White Switchはコトコト音がたまらない!
外観
パッケージ


付属品


- USBケーブル
- ユーザーマニュアル
- キーキャップ、キースイッチプラー
- MAC用キーキャップ2つ(OPTION / COMMAND)
- 替えのキースイッチ(2つ)
- USBレシーバー
以上が付属します。
本体












本体奥側面に接続方式切替スイッチと、USBコネクタが備わっています。
MAC/WINの切り替えスイッチが搭載されているモデルが多いですが、このモデルには搭載されていないので注意です。


背面の加飾プレートと奥側面のロゴプレートは樹脂製で、デザイン上のアクセントになっています。
このキーボードを持ち歩く方は少ないと思いますが、USBレシーバーを収納する構造は本体にはありません。
ロータリーエンコーダ


ローターリーエンコーダは、初期状態では回すと音量 / 押すとミュートが設定されています。
この機能は後述するVIAでカスタマイズすることが可能です。
回す・押す、ともにタクタイル感がありますが、回す操作は静かでほとんど音がしません。
内部構造








ノブを外して、裏面のネジを外すとケースを分解可能です。
内部はPCBを様々な素材でサンドするサンドウィッチ構造(5層)となっています。
各層は以下の通りです。
- Poron sandwich pad
- IXPE switch pad
- PET sound enhancement pad
- EMDP switch socket pad
- PET bottom pad
吸音効果は十分で、いやな金属の反響音は軽減されています。
打鍵音については後述の打鍵音動画で確認可能です。
ライティング
バックライトは一般的で、キー部分が光ります。
ノブ部分は光りません。
また後述するソフトウェアでカスタマイズすることが可能です。
バックライトライティングについては以下動画で確認できます。
特殊キーの一覧
Galaxy100は特定のコンビネーションキーで特殊操作が可能です。
以下に一覧にしているのでご参考ください。




カスタマイズについて
Galaxy100はVIAを使用してキーマップをカスタマイズします。
JSONファイルをダウンロードしたらしたらVIAにアクセスして読み込もう。


カスタマイズ出来る項目は以下の通りです。
- キーマップの変更
- MACROの登録
- ライティングの設定
レイヤー数は5つとなっています。
カスタマイズ手順については以下の記事で紹介しています。


使用感


Galaxy100をしばらく使って感じたポイントを紹介していきます。
打鍵感
かなり良い!
まず本体の質量がハンパ無い!
大きなメタルケースですから安定感も凄く、コトコトクリーミーな打ち心地がたまりません。
Galaxyシリーズはサイズ違いで複数展開されていますが、Galazy65とはかなり違う打鍵感です。
Galazy65はサンドウィッチ構造のレイヤーが多く、かなり静かな打鍵音ですが、Galaxy100は音がそれなりに大きく、音も楽しむ傾向です。


また、マウントプレートが柔らかいPP素材なのでタッチはかなり柔らかいです。
打鍵音と相まって非常に気持ち良い!
疲労感も軽減されるので長時間タイピングする方にもおすすめです。
打鍵音については以下動画で確認可能です。
レイアウトについて
テンキーやファンクションキーが搭載されているので、一見すると一般的なフルサイズキーボードに感じますが少し違います。
一般的なフルサイズキーボードはメインキーの隣に独立したアローキーエリアとテンキーがありますが、Galaxy100はアローキーが65%キーボードのようにメインエリアに浸食しています。
そうなんです!
このキーボード、テンキーも搭載されているのに一般的なフルサイズキーボードと比べると幅が小さくコンパクトになっています。



フルサイズだと幅45cm位になるけど、Galaxy100は約40cmと少しコンパクトなんだね。
さ・ら・に!
少しコンパクトな90%キーボードってメインキー、アローキー、テンキーそれぞれの隙間と潰してしまうキーボードが多いですが、Galaxy100は隙間が設けられています。
ということは、少しコンパクトだけどタッチタイピングがやりやすいキーボードなんです!
テンション上がるデザイン
Galaxy100は3種類のカラー展開があります。
カラーは以下の通り。
- Black
- Grey
- White Purple
どれも魅力的ですが、私のおすすめは断然Grey!
淡い色使いで、レトロな雰囲気は気分上がります!
他の色もカッコイイんだけどね。
注意点
持ち運ぶことは考えないこと!
大きいことと、何より2kgと重いので常設キーボードとして使用しましょう。



鈍器になるような重さ
最後に項目毎の評価をお伝えします。
Galaxy100のレビューまとめ
今回はEpomaker Galaxy100をレビューしました。
フルサイズキーボードで打鍵感の良いキーボードってあまり無いので、普段からフルサイズキーボードを使っている方にはおすすめできます。
デメリットとして重量を上げましたが、フルサイズキーボードを持ち歩く方は多くないので、デメリットに感じない方がほとんどかと思います。
ホットスワップ対応による自由なスイッチ交換、VIAによる高いカスタマイズ性、そしてトライモード接続と、便利な仕様はてんこ盛りなので良い選択肢になるかと思います!
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