フジゲン EOSとは
Expert OSの略でEOSと呼ばれるエレキギターです。
形状は所謂ストラトタイプで、ダブルカッタウェイによりプレイアビリティが高いです。
また、セミオーダーが可能で価格もセミオーダータイプでは格安です。
私が購入したEOSは2本で、1本目は10年以上前に購入した物、
現在のEOSは2019年の4月頃に手に入れた物になります。
ピックアップ
シングルタイプの音、デザインが好きなので3シングルタイプを選択しています。
他、SSH、HSH、HHのレイアウトが選択可能です。
搭載されるES-V5というフジゲンオリジナルピックアップですが、
はっきり云うと特徴の無いピックアップです。
(ポジティブに云うと、扱いやすいピックアップです)
特に高域は落ち着いていて、クリーントーンが気持ち良いです。
ただ、純粋なシングルコイルなのでノイズには弱いです。
私は激しいドライブサウンドも扱うので、スタックタイプのSTK-S10に取り換えています。
ブリッジ
Wilkinson(ウイルキンソン)のVS100Nというトレモロブリッジを装着しています。
VS100Nには以下特徴があります。
・2点支持で滑らかなアーミングが可能
・ねじ込み式のアーム
締め込み具合でアーム位置を固定したり、プラプラの状態等、調整可能です。
・シンクロタイプと同様にサドル毎に弦高が調整可能
・弦高調整のイモネジが出っ張らない
ブリッジミュート時にネジ頭が手に当たらず痛くならない。
と、欠点が見当たらないブリッジでフロイドローズタイプを除くと一番気に入っているブリッジです。
コントロール
ピックアップセレクターは5way、1ボリュームに1トーンの構成です。
ボリュームの真ん中にミニスイッチがありますが、これはリアピックアップのダイレクトスイッチです。
オンにすると、コントロールは全てスルーしリアピックアップが直結します。
はっきり云うと使い方は微妙なところで・・・
私はボリュームを絞った状態でこのスイッチのON⇔OFFを繰り返し、キルスイッチのように使っています。
キルスイッチとして使うにも、スイッチが小さいので高速にON,OFFするには気を使います。
常用するにもボリュームの間に設置されているので、アクセスし辛いです。
ポジティブに云うとスイッチが小さいので、使わない分には演奏の邪魔になりません。
私はトーンを使用しないので、トーンカットしておりトーンボリュームはダミーです。
(フジゲンのトーンは通常のトーン回路で、フルテン状態でも高域が少しカットされます)
チューナー、ペグ
ゴトーのマグナムロックを設定しています。
色々なロックペグを使用しましたが、私的にはマグナムロックが一番と感じています。
弦を通した後にネジで絞めこむロックペグが多いですが、マグナムロックはネジを締める必要は無く
弦を通しボタンを回すだけで弦がロックされます。
また、ロック機構がシンプルなので見た目は普通のペグと変わらなくギターのデザインを損ないません。
手軽でシンプルなマグナムロック・・・最高です!
※EOSでは通常のクルーソンタイプも選択可能です
※標準仕様のストリングガイドは羽根型ですが、ゴトーの樽型に変更しています
ネック
ネックシェイプはUとVタイプが選択できます。
私はオーソドックスなUタイプを選びました。
ネックはかなり厚く、現代的なネックではありません。
これもポジティブに云えば曲がり難い耐久性の高いネックと云えます。
インレイは小さめのアバロンドットインレイで高級感があります。
指板はメイプルとローズウッドが選択出来、私はメイプルを選択しました。
指板のRはヘッド側が250R、
ボディ側が350Rの所謂コンパウンドラディアスが設定されています。
また、ネックの握る部分(ヘッド以外)はサテンフィニッシュでサラサラしていて弾き易いです。
フレットはヴィンテージタイプとジャンボタイプが選べます。
私はジャンボタイプを選択しましたが、高さがあまり無いので現代的奏法にはあまりマッチしないです。
ポジティブに云うと、フレットが低い分、横移動がスムーズで弾きやすいです。
また、材質は一般的なニッケルシルバーしか選択できません・・・
ステンレスの背の高いタイプが選択できると最高なのですが・・・フジゲンさん追加お願いします!
また、フレットの埋め込みが特殊で少し弧を描いています。
(サークルフレッティングシステムと云います)
理にかなったシステムですが、リフレットが大変そうです・・・
ノーマルのギターと比べても音の差を体感することは難しいです・・・
ストラップ
ディマジオのクリップロックを使用しています。
ロックピンと少し異なり、ボディにストラップをねじ込みます。
ストラップの根元にバックルが設定されているので、メンテナンス時は簡単に外すことが可能です。
ボディ
ボディ材はアルダー、アッシュ、マホガニー、フレイムトップマホガニーバック、キルトトップマホガニーバックから選べます。
私はアッシュの音が昔から好きなので、アッシュを選びました。
ボディ色はストラトでは珍しく、オフホワイトを選びました。
黄色が強めでテレキャスに多く採用される色です。
最後に(総評)
今回は私が使用しているフジゲンのEOSを紹介しました。
フジゲン製ということで、値段に対して作りが良く、
若干古い仕様(特にフレット)が含まれますが、20万円くらいでセミオーダー出来るのは魅力的です。
(2019年は17万円くらいだったので値上げしたようですね)
同価格帯では満足感高く、弾き易い作りなので万人にお勧めできます。
私も実施しているギターのカスタムについては『初めてでも簡単!エレキギターのカスタムについて』が参考になります。
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