AXE I/O IK Multimediaオーディオインターフェイス【機材レビュー】

はじめに

IK Multimediaから販売されている、ギタリスト向けオーディオインターフェイス『AXE I/O』を紹介します。

目次

AXE I/Oとは

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AXE I/O Premium audio interface with advanced guitar tone shaping

IK Multimediaから販売されているオーディオインターフェイスです。
ぱっと見は普通のオーディオインターフェイスですが、ギタリスト向けの珍しい機能を搭載したモデルです。

基本スペック

・ビットレート 24bit
・サンプリングレート 44.1 kHz, 48 kHz, 88.2 kHz, 96 kHz, 176.4 kHz and 192 kHz
・PC接続端子 USB B-Type 2.0
・出力 6OUT(LineOut1-2,3-4,AmpOut,HeadphonesOut)
・入力 4in(MicIn1-2,LineInstMic1,LineInstMic2)

公式サイト

外観

前面

前面画像、楽器の入力、音量ボリュームが備わっている
前面

・入力端子2系統(楽器、ライン、マイク対応)、ゲイン、
 Z-TONEボリューム、パッシブ/アクティブ切替スイッチ、
 JFET/PUREスイッチ
・プリセット変更スイッチ(AmpliTube用)、チューナー、
 ファンタム電源スイッチ、
・モニター音量ボリューム
・ヘッドフォンボリューム、ヘッドフォン接続端子
・マスターボリューム、アンプアウト接続端子

以上の端子が備わっています。

背面

背面には入出力端子や電源接続、スイッチが備わっている
背面

・電源スイッチ、セキュリティロック、
 DC-IN(電源供給)
・MIDIアウト、MIDIイン、
・PC接続用USB端子
・外部コントロール機器接続端子2系統(エクスプレッションペダル等)
・LINE OUT 2系統
・MIC/LINE接続端子2系統

以上の端子が備わっています。

側面

側面には何も配置されていない
側面

側面には何も配置されていません。

特徴

前面2系統の入力はAXE I/O一番の特徴で、
チャンネル1の入力インピーダンスをZ-TONEボリュームで2.2kΩから1MΩまでリニアに変更できます。
恐らくリニア可変入力インピーダンスを搭載した初のモデルでしょう。

一般的にはギター出力よりも高い入力インピーダンス(ハイ受け)を設定しますが、あえて低い設定を行うことで、ハイカット(高域を削る、モコモコする)のような効果を得る事も可能です。

似たような機能でピックアップ出力にマッチングするようパッシブ/アクティブ切替スイッチも用意されています。
※アクティブ設定時は入力インピーダンスが10kΩに固定され、Z-TONEとJFET/PUREは無効化されます

他、プリアンプ切替 JFET/PUREスイッチが有ります。
JFETモードは少し音が丸くなる印象で、軽いコンプレッサーが掛かったような音になります。
PUREモードは文字通り原音忠実で、アタックが早く高域がキラキラする印象です。
差はかなり微妙で、アンプ等の音が特徴的(歪みが深い等)だと変化は吸収されて解らなくなります。

使い勝手

Z-TONEは面白い機能ですが、基本的には一回設定すると変更することはありません。
また、Z-TONEの設定値はボリュームの位置で確認する以外に方法はありません。

ギターを取り換えて録音する場合、再度同じ設定にすることは不可能(左右振り切り以外)な点は少し不便です。
リニアタイプでは無く、10段階程度のスイッチングであれば同じ設定を再現することは出来ますが、一長一短ですね。

前面にチューナーが配置されていますが、LCDが小さく調整が難しいので使っていません(プラグインチューナーを使っています)。
オーディオインターフェイスをあまり触らない位置に設置している方は尚更です。

前面のLCDはギターのチューナーです
チューナー起動中

少し癖がありますが、インピーダンス調整出来る点は素晴らしくギタリスト、ベーシストには最適なオーディオインターフェイスと云えます。

購入タイミング

買いたいときに買うのが一番と思いますが、IK Multimediaは他プラグインメーカーと同様に派手なセールを実施します。
私が購入したのは、IK Multimedia製品の内、購入金額以下の製品を10個プレゼント(選択式)されるキャンペーン実施時です。

一年の中で何回かセールが開催されるので、急で無ければセール時期に購入するのがおすすめです。

最後に

今回は私が使用しているオーディオインターフェイス AXE I/O を紹介しました。
少し癖はありますが、音質十分、ギタリスト、ベーシストの痒い所に手が届く商品でおすすめです。

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この記事を書いた人

IT技術者でありDTMer
EDMの作曲を始めたところ楽しさに気づき、ロック以上にハマっています。
楽器はギターを弾いており、バンドではギタリストとしても活動しています。

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